どうも。ディズ(@_MONOGREAT_)です。
PCやSwitchで使うコントローラーって、純正のものだと相性はいいんですが、価格が高いのがネックだって人も多いと思います。
コントローラーは消耗品だし、安いやつでちゃんと動くものがあればいいですよね。
そこで今回ご紹介したいのがこちら!!
『GameSir T4 Pro』

『GameSir T4 Pro』は、USB-C端子による有線接続とBluetoothによる無線接続の両方に対応して、PCやSwitch、Android、iOSまで幅広い端末でマルチに使えるコントローラーです。
しかも、Switch用のジャイロスコープも搭載しているのに、純正コントローラーの半額の4,000円以下という非常にコスパが良いのもうれしいところ。
SwitchのプロコンやPC用のコントローラーを探してるなら、『GameSir T4 Pro』はオススメです。
ゲーミングデバイスメーカーGameSirの製品は、中国メーカーの製品にしては箱まで気を使ったしっかりとした作りで、以前レビューした『F4 FALCON』の出来も良かったですし、信用できるメーカーだと思います。

2010年に誕生した中国のゲーミングデバイスメーカーで、Apple、Gameloft、Nvidia、DJIなどの有名なブランドとパートナーとなり、Eスポーツの世界で影響力を大きくしている有名な企業です。
PC周辺機器やスマホ関連の製品を数多く開発していて、今後の活躍に期待のメーカーである。
ちなみに、有線のみでさらに安価な『GameSir T4W』もあります。
ということで、今回はSwitch/PC/Android/iOSなどマルチに対応したコントローラー『GameSir T4 Pro』をレビューしていきます。
それではいってみましょう!!
GameSir T4 Proのデザイン
GameSirの製品は、箱までしっかりと作り込んであります。

さっそく開封。
セット内容はこちら。

- GameSir T4 Pro本体
- 2.4GHz USBレシーバー
- モバイルブラケット
- USB-AtoCケーブル(100cm)
- 説明書類
- ステッカー
『GameSir T4 Pro』は、付属品がけっこう充実しています。
説明書もしっかりしてますし、ステッカーまでついてました。
特にモバイルブラケットが便利ですね。
これをつけるとスマホをこんな感じでホールドして遊ぶことができます。

スマホをホールドしても自立するので、ちょっとしたスマホスタンドにもできます
ただ、ホールドする力はちょっと弱めで、伸縮部がプラスチックなので耐久性が心配ではあります。

『GameSir T4 Pro』本体は、うっすら透けたブラックボディで、各ボタンにはバックライトが仕込まれていて実にゲーミングらしいデザインになっています。

カラーはスケルトンブラックのみで、表面は艶消しされているので指紋がつきにくくなっています。ボタン配置は、いわゆる「Xbox型」でAとBの位置が逆の海外仕様ですが、使うときは日本仕様と同じボタン配置で使えます。
ちなみに、LEDライトは5段階で調整することができて、オフにすることもできます。
LT・RT・R3を同時押ししながら、方向キーUp・Downで5段階に調節可能。最小にするとLEDを消灯することが出来る。
調整できるLEDは、ボタン・スティック部分のLEDのみで、中央のインジケータは発光したまま。
大きさはSwitchの『プロコン』とほぼ同じサイズで、PS4の『DUAL SHOCK4』と比べると若干大きいですね。

持って見るとこんな感じ。
しっくりくる感じで持ちやすいです。

裏面のグリップ部分には滑り止め加工がされています。

本体の重さは202g
他の純正コントローラーは、XBox ONEが340g、PS4が220g、Switchが240gとなっていて、これらに比べると『GameSir T4 Pro』は軽めにつくられているので疲れにくいですね。

中央左の「TURBO」ボタンで連射状態に切り替えができます。

「TURBO」ボタンを押しながら、連射したいボタン(A/B/X/Y/L/Rのみ)を押すとターボモードになる。
このとき右アナログスティックのLEDが「赤」へと変化する。
また、いくつでも同時に連射設定できる。
この「TURBO」ボタンは、5秒以上長押ししながら方向キーUp・Downを押すことで、振動機能の強度を4段階から選択することもできます。
裏面には、各端末とのペアリング方法が簡単に記載されています。

技適にも対応しているので安心して無線が使えますね。
各端末による方法でGameSir T4 Proをペアリングできます。
1.USBレシーバーをPC/Android TV Box のUSBポートに差し込む
2.X+HOMEボタンを押し、ゲームパッドを起動
3.端末側のBluetooth設定で「GameSir T4 Pro」を選択する。
4.次回PCと接続する際に、HOMEボタンを押すだけで自動接続になる。Xboxコントローラーとして認識される
1.Switchホームページに入って、 コントローラー→持ち方/順番を変える、ペアリングインタフェースに入ります。
2.Y+HOMEボタンを押して、ゲームパッドを起動
3.ゲームパッドがSwitch/Switch Liteに自動的ペアリングする
4.次回Switch/Switch Liteに接続する際に、HOMEボタンを押すだけで自動接続になる。
1.A+HOMEボタンを押して、ゲームパッドを起動。
2.スマホのBluetoothをオンにして、GameSir-T4 proゲームパッドを検索し、クリックしてペアリングする。
3.次回接続する際に、HOMEボタンを押すだけで自動接続になる。
1.SELECT+HOMEボタンを押して、ゲームパッドを起動。
2.MacのBluetoothをオンにして、GamepadXを検索し、クリックしてペアリングする。
3.次回接続する際に、HOMEボタンを押すだけで自動接続になる。
上部には、USB-C端子とモバイルブラケットを取り付ける溝があります。

『GameSir T4 Pro』には、1.5時間でフル充電できる600mAhのバッテリーが搭載されていて、15~18時間連続で使用することができます。
コントローラーにしては、連続使用時間がちょっと少なめなのが残念。
GameSir T4 Proの操作性
ここからは、気になる操作性を確かめていきましょう。
アナログスティックの性能
まずはアナログスティックの滑らかさを確かめます。

アナログスティックは、モノによって動きの滑らかさが違うので、プレイの感覚が狂うこともありますが、『GameSir T4 Pro』は、PS4の『DUAL SHOCK4』とほぼ同じ重さなので、違和感が少ないなって感じました。
「Gamepad Tester」というアプリを使って、渦巻きを書くことで斜めの精度や飛びの有無など「アナログスティックの精度」をテストします。
その結果がこちら。

この結果には驚きました。
かなり滑らかな曲線が比較的簡単に書けて、ぼくが使ったコントローラーの中では最高の操作性です。
PS4の『DUAL SHOCK4』と同等かそれ以上のアナログスティックと言えますね。
LR3の押し込みボタンも軽くて押しやすいですし、スティックの頭にはゴム製のキャップで滑りにくくて操作しやすいです。中心点のズレもなく戻りがいいので、キャラが勝手に歩くなんてことはありえません。
『GameSir T4 Pro』いい感じですよ!!
各ボタンの性能
各ボタンも詳しく見ていきます。
A/B/X/YボタンのLEDバックライトが綺麗ですね。

Gamepad Testerでテストしてみると、LRボタンも含めて感度は十分で誤作動はありませんでした。
Amazonレビューでは、十字キーの斜めの感度が甘く、少しでもズレると斜めに入力されてしまうらしく心配でしたが、ぼくのは特に問題なく使えました。
Amazonの誤作動があった方は、カスタマーサービスに連絡して交換対応してくれたみたいでアフターサービスも安心できます。

ちなみに、L2R2ボタンは強弱の判定があるリニアトリガーボタンが採用されています。レースゲームのアクセルやスポーツの微妙な強弱が出せますね。
すべてのボタンは同時入力が可能で、特定のボタンの組み合わせで、別のボタンが認識される”ゴーストキー”もありませんでした。
一般的なボタンの他にも『GameSir T4 Pro』には、M1/M2/M3/M4という4つのマクロ用ボタンが裏面に搭載されています。

このボタンは、それぞれのMボタンに「A/B/X/Y/L/R」のどれかもしくは、それらの組み合わせを割り振る「マクロ機能」が使えます。
例えば、「L1+X」のように同時に押したいボタンを組み合わせたり、「L1→X」のように順番に押すこともできます。
Switch/Macは非対応ですが、ソフトなしで本体だけでマクロが使えるのは便利ですね。
ただね…これ
押し間違えるんだっ!!!

ちょうど握り込むところにボタンがあるので、ついつい押し間違えてしまいます。
すぐ押せるのはいいんですが、もっと位置を考えて欲しかったかな。
ちなみに、マクロボタンはなにも割り振らないことで、オフにもできます。
それと、A/B/X/Y/Mボタンの音がけっこう大きいのも気になりました。
押すときは静かなんですが、戻したときに大きめにカチャっと鳴るので、静かな場所だと周りに迷惑になるかもしれません。
GameSir T4 Proを使ってみた
実際にゲームで遊んでみました。
全体的に簡単に接続できて、遅延もほとんど感じずにプレイできました。
Switch
まずはSwitchに繋いでジャイロスコープで「マリオカート8」をやってみました。純正と同様に、設定でコントローラーを選択すれば設定完了です。

純正のコントローラーと同じように操作できて、ジャイロの精度は素晴らしいですね。
とても使いやすいです。
PCゲームとエミュレータ
PCで遊ぶときは、有線かUSBレシーバーを用いた無線で『GameSir T4 Pro』を使えます。

実際に「Destiny2」と、SWITCHエミュレータ「yuzu」で試してみました。
コントローラーをBluetooth接続してゲームを始めると、すんなりとXboxコントローラーとして認識してくれて、特に設定せずに使えます。こちらも快適でした。
スマホゲームとエミュレータアプリ
Apple Arcadeに対応しているので、アップルユーザーならiPhoneでけっこう使えると思います。
- 聖剣伝説2
- FINAL FANTASY Ⅵ
- 聖剣伝説 RISE of MANA
- RPG アヴァベル オンライン
- THE KING OF FIGHTERS-i’98
- ぷよぷよフィーバー TOUCH
- Grand Theft Auto: San Andreas
それぞれの対応ゲームはこちら。 iOS対応ゲーム Apple Arcade対応ゲーム
ただ、Androidだと、「FORTNITE」や「Grand Theft Auto」などのメジャータイトルにわずかに対応しているものの、ゲーム数がかなり少なかったのが残念。⇒Androidなら、できないことはないです。下記参照
とりあえず「FORTNITE」で試したところ、スムーズな動きで、相変わらず快適でした。
Android端末の対応ゲームはこちら。 Android対応ゲーム
各ゲーム機のエミュレータアプリもすべて問題なく動作。
エミュレータ側で設定したことがあるなら、ペアリングするだけで使えます。
ちなみに、PS4リモートプレイは使えません。
基本的に、以前紹介したRazer Kishiと同じく元々コントローラーを想定したゲームやアプリでないと使えないようです。
⇒GameSirのキーマッピングアプリ「GameSir World App」を使えば、ほぼすべてのゲームに対応することができますが、PCでアクティベートしなくてはならず、設定がかなりめんどくさいです。もし設定ができたら、人気MMORPGの『原神』でも遊べますよ。
参考URL:「GameSir World App ダウンロードページ」
参考動画:「Tutorial | How to Activate the Mapping Function via PC」
そのうち、この設定の記事でも書きます。
GameSir T4 ProはSwitchのプロコンの代わりに最適だった
最後に『GameSir T4 Pro』の特徴をまとめます。
GOOD
- 操作性が抜群
- 非常にコスパがいい
- Switch/PC/Android/iOSに対応
- 6軸ジャイロスコープ搭載
- 有線/無線接続できる
- L2/R2ボタンに強弱が出せる
- 4つの背面ボタンとL3R3がある
BAD
- ボタン音が大きい
- 連続使用時間が少ない
- スマホゲームは一部しか対応しない(できなくはない)
- マクロボタンを間違って押してしまう
Switchの純正コントローラーは壊れやすく高額と評判ですが、『GameSir T4 Pro』なら純正の半額で確かな操作性を実現しているので、純正の代わりとして非常にコスパがいいコントローラーです。

しかも、Switchだけでなく、PCゲームやエミュレータにも使えて、有線にもできるなんて便利すぎませんか?
もし満足いかなければAmazonなら返品できますし、壊れても保証期間1年以内なら交換してもらえます。
そもそも4,000円くらいなので買い替えても良さそうですよね。
ということで今回は、いろんなデバイスでマルチに使えるコントローラー『GameSir T4 Pro』をレビューしました。
もし、SwitchやPCゲームで使えるコントローラーをお探しなら一度チェックしてはいかがでしょうか。
それでは、今回は以上になります。
ディズ(@_MONOGREAT_)でした。