どうも。スマホ用コントローラーが気付いたら6つになっていたディズ(@_MONOGREAT_)です。
あの世界的に人気のゲーミングデバイスメーカー「RAZER」から新作コントローラーが発売されたということで、さっそく購入してみました。
それがこちら!!
android&iPhone用コントローラー
「

この「RAZER KISHI」は、USB-C端子またはLightning端子に直接接続する「端子接続型コントローラー」で、無線の弱点であった「遅延」をなくし、有線の弱点であった「コード」をなくした優秀なコントローラーです。
しかも、有名なゲーミングメーカー「RAZER」と、iPhone用の一体型コントローラーを開発している「GAMEVICE」との共同制作とあって操作感は抜群!!!
価格がAndroid用が9880円、iPhone用が12800円とけっこう高額ですが、性能はRAZERの折り紙付きです。
タッチパネルで操作していたのが、Nintendo Switchのような本格的なゲーム機のように爽快な操作感を得ることができますよ!!
「RAZER KISHI」の公式サイトはこちら↓
RAZERとは?
RAZERは、1998年に設立されたアメリカ合衆国カリフォルニア州ガールズバッドに本社を置くゲーミングデバイスメーカー。
高性能な製品を数多く開発していて、世界中のプロゲーマーにも愛用され非常に人気があるゲーム業界を代表する有名な会社。
ということで、今回はandroid&iPhone用コントローラー「RAZER KISHI」を同じタイプの「XOLORspace G01」「flydigi Wee2T」 と比較してレビューしていきます。
それでは、いってみましょう!!!
スマホコントローラー「RAZER KISHI」の外観とセット内容
「RAZER KISHI」の外観やセット内容を見ていきましょう。
「RAZER KISHI」の外観
まずは箱です。
RAZERらしいカラーリングの箱で、側面のロゴがかっこよく開ける前からテンションが上がりました。

セット内容は非常にシンプルです。というかほぼ本体が入っているだけですね。

- RAZER KISHI
- 取扱説明書
- RAZERステッカー
「RAZER KISHI」は、USB-Cポートにスマホを直接接続する「端子接続型コントローラー」です。
収納時は、134㎜✕94㎜✕35㎜のサイズで名刺2枚分くらいの大きさで、バックに入れて持ち運べるサイズです。

重さは164gで軽めのスマホと同じくらいの重さがあります。スマホと合わせると350gほどになって長時間持っているとちょっと重く感じてしまう重さでした。

多くのスマホは底部にスピーカーを備えていることから、右側にはオーディオ用の穴が用意されています。

側面には「RAZER」の文字がうっすらと彫ってあり、さりげないデザインが粋ですね。

裏面には、RAZERのロゴが記された留め具があります。

この爪を外側に引くと留め具が外れる仕組みです。

留め具を開放したら、ゴム素材の帯が現れます。

裏面のシールには、シリアルナンバーと充電上限が記載されています。

よく使うボタンは静音仕様になっているので、とても静かにプレイできます。

ただし、◀(SELECT)・▶(START)・ホームボタン・L3・R3はカチカチと大きめの音を出します。
音が出ますので注意してください↓
十字キーはオーソドックスな形で、斜め入力しやすい。

アナログスティックは、左右ともにDUALSHOCK4と同じタイプで、押し込みボタンL3R3が実装されているのは他にはない強みですね。

上部には、LRボタンがついていて、L2R2はトリガーボタンで強弱を感知できます。

本体下部には、パススルー充電用のUSB-Cポートがあります。
パススルー充電は、5V✕2Aの10Wが上限でUSB PDには未対応です。


5.1V 1.9Aで定格通り
ちなみに、このUSB-Cポートはイヤホンやマイク出力には対応していませんので、ワイヤレスイヤホンが必要になります。
一体型タイプでは、ホールドがイマイチなものが多いんですが、RAZER KISHIはグリップのところが少し厚く丸く作ってあるので、比較的ホールドしやすくなっています。

スマホを装着するときは、ケースを外して右側の端子に取り付け、反対側を取り付けます。
ちなみに端子のまわりのゴムを外せば、ケースをつけたまま使用することもできそうでした。

「XOLORspace G01」でもそうですが、ケースを外さなきゃいけないのはどうにかしてほしいですね。
「RAZER KISHI」の消費電力
「RAZER KISHI」は接続されたスマホのバッテリーで動作するので充電を必要としません。
そこで、消費電力はどれくらいなのかを実際にプレイして計測してみました。

Fortniteを60分プレイして、10分おきに電池残量をチェックした結果がこちらです。
「RAZER KISHI」でプレイしたとき
開始 73%→68%→63%→59%→55%→50%→46% 終了
消費電力5%→5%→4%→4%→5%→4% 合計27%
スマホだけでプレイしたとき
開始 71%→67%→62%→57%→54%→49%→44% 終了
消費電力 4%→5%→5%→3%→5%→5% 合計27%

お、同じだとぉ?!
なんと、どちらも合計消費電力は27%で、「RAZER KISHI」はバッテリーをほとんど消費していないことが分かりました。
まさに誤差程度の電力消費です。
ちなみに、ゲームしていなくても、接続している間はずっと電力消費してしまうらしい。
「RAZER KISHI」の対応スマホは?
こちらがUSB-Cの端子部分です。
今後発売される予定のiPhone版は、ここがLightning端子になります。

端子部分は幅78.1mm以下、厚み8.8mmまでのスマホなら装着することができます。端子のまわりのゴムパッドは取り外すことができるので、薄いケースであればそのまま取り付けることもできそうです。

この端子の下端までは3mm弱ほどで、底がある程度動くので1mmほどは余裕があります。
ちなみに、端子の両隣の穴は、さきほどのオーディオ用の穴につながっています。
対応するスマホはこちら
Android
OS:Android™ 8.0 Oreo 以降
Samsung Galaxy S8/S8+/S9/S9+/S10/S10+/S20/S20+/Note 8/Note 9/Note 10/Note 10+
Google Pixel 2/2 XL/3/3XL/4/4XL
Razer Phone 1 & 2 (グリップインサートはカスタマーサポートから入手可能)
その他のサポートされているスマホサイズ
縦:145.3~163.7mm、横:68.2~78.1mm、幅:7.0~8.8mm
iOS
OS:iOS 9 以降
iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max、iPhone XR/XS/XS Max
Pixel4 XL(160.4 mm✕75.1 mm)を装着するとこんな感じになりました。

付属品
付属品は、説明書とステッカーのみのシンプルな構成でした。

説明書もほとんど英語ですので、スマホで翻訳しましょう。

Fortniteに最適なスマホコントローラー!!「RAZER KISHI」で遊べるゲームは?
RAZER KISHIの使い方は、基本的に外部コントローラーに対応しているゲームであれば、特に設定せずにすぐに遊ぶことができるので簡単です。
(未対応のゲームもあります)
- GeForce NOW(クラウドゲーム)
- 外部コントローラーに対応した一部のスマホゲーム
- Citraのようなエミュレータ(エミュレータ内で設定が必要)
画面上のボタンにコントローラーのボタンを割り振る「キーマッピング」には対応していないので、外部コントローラーが使えないゲームでは全く反応しません。
実際に試してみましたが、PUBGはもちろんCoDにも対応していませんでした。
有名なキーマッピングアプリとして「Octopus」があり、基本的にどんなゲームにも対応できる。しかし、最近のゲームはチートとみなされ、操作できない or アカウント停止(BAN)になる危険性もある。
GeForce NOW
RAZER KISHIは、つい先日、公式リリースされたクラウドゲーム『GeForce NOW』に対応しています。

さっそく「Destiny2」をプレイしてみましたが、途中でとまることもなくスムーズにプレイできて快適でした。
ちなみに、PS4をスマホでプレイできる「PS4 リモートプレイ」には対応していません。キーマッピングアプリを使ってもブロックされて無理でした。
外部コントローラーに対応したスマホゲーム
「RAZER KISHI」が使える外部コントローラー対応のスマホゲームは、対応ゲームを探すアプリRAZER KISHIで確認することが出来ます。

このアプリの名前、そのまんまだな
ためしに確認してみると、FFシリーズや聖剣伝説などのJRPGから、Grand theft autoやLife is Strangeなどの洋ゲーを中心にラインナップされていました。
気になる人は、インストールして確認してみてはいかがでしょうか?
それと、リストにはありませんがFortniteにも完全対応しています。
PS4でやっているような感覚でプレイできるので、Fortniteプレイヤーの方には超おすすめです。
ただ、残念だったのが「PUBG」や「Call of Duty」など有名なスマホゲームに対応していないこと。
一応、キーマッピングアプリの「Oqutopas」でコントローラーの認識はしたので、「Oqutopas」が使えればプレイできなくはないです。
現在の「Oqutopas」は、チート扱いを受けていてPUBGやCoDをはじめ多くのアプリで対策されて使用できません。
エミュレータ
ニンテンドー3DSを再現するアプリ「Citra」のようなエミュレータでも「RAZER KISHI」は使うことができます。
いろいろ試してみましたが、PPSSPP・DamonPS2・DraStic・ePSXeなどすべてのエミュで使用可能でした。
ただし、エミュレータで使う場合は、エミュレータの設定で各ボタンへ割り当てをしなくてはいけません。もし、他のコントローラーですでに設定済みの場合は、何も設定しなくても使うことができます。
RAZER KISHIの操作感
コントローラーで一番大事なことは”操作性の高さ”ですよね。
そこでいろいろ検証してみました。
遅延ゼロの即反応ボタン
RAZER KISHIの魅力の一つが「遅延ゼロ」のボタンです。
そこで実際に遅延がないのかをチェックしてみました。
いかがでしょうか?
スローにしても遅延はまったく分かりませんよね。
これならリズムゲームも完璧にいけます。
アナログスティックの精度を見よ
ゲームパッドテスターで、アナログスティックを使ってどれだけ正確な渦巻が書けるかのテストしてみました。
それがこちら。

この渦巻は、斜めの精度が出てないと、カクカクとした円になりますし、細かな渦巻きを描くことは難しくなります。
PS4コントローラー「DUAL SHOCK4」で描いたのがこちら。きれいでなめらかな曲線がでていて、ぼくが使った中ではこれが最高の操作性です。

RAZER KISHIは右スティックが少しブレてしまっていますが、DUAL SHOCK4に負けずに滑らかに描くことが出来ています。
つまり、DUAL SHOCK4並の最高の精度と言えるでしょう。
しかも、このアナログスティックは、L3R3の押し込みボタンにも対応しているので、今までDUAL SHOCK4の操作に慣れている人なら、まったく違和感なくプレイできます。
さらに、全キー同時押しに対応しているので、同時押し制限にかかる心配もありませんし、ゴーストキーもありませんでしたので、誤作動は心配しなくてよさそうです。
また、タッチと併用ができるので、直感的なタッチ操作とコントローラーで両方操作することもできます。FPSのエイムはタッチのほうが向いているかもしれませんね。
コントローラーには、ボタン数に限りがあるので、複数キーで動作させる必要があるが、ゴーストキーがあると誤作動の原因になってしまう。
「RAZER KISHI」と他社製スマホコントローラーとの違い
以前紹介した「XOLORspace G01」と「RAZER KISHI」はとてもよく似ています。さらに同じ一体型の無線コントローラー「flydigi Wee2T」も加えて、それぞれの違いを比較してみましょう。
それぞれのレビューはこちらからどうぞ。


携帯性と見た目
いずれも収納時の大きさは小さく携帯性は良いですが、RAZER KISHIがひとまわり小さくなっています。


サイズの比較一覧
RAZER KISHI | XOLORspace G01 | flydigi Wee2T | |
---|---|---|---|
収縮した長さ | 134㎜ | 155㎜ | 149.7mm |
拡張した長さ | 240㎜ | 255㎜ | 234mm |
幅 | 94㎜ | 85㎜ | 86.5mm |
厚み | 35㎜ | 29㎜ | 26.2mm |
操作性
コントローラーテストで渦巻きを書いて各アナログスティックのテストから操作性を比べてみます。
操作性では圧倒的に「RAZER KISHI」が一番です。
「DUAL SHOCK4」並みの綺麗でなめらかな曲線で、「RAZER KISHI」の精度が最高であることが分かります。

RAZER KISHI
次に「XOLORspace G01」で、安定した操作感で十分満足できる品質です。
テストでも線が飛ぶことなく滑らかなラインを描くことができました。
ただし、右スティックがスライド式で少し慣れが必要なのと、十字キーが独立しているので、十字キーを重視するならば、評価は違ってくるでしょう。
また、XYにゴーストキーがありますが、同時押しはY以外は全部同時押しが出来ます。

「flydigi Wee2T」もなかなかの精度での操作が可能ですが、滑らかさに難ありで、右スティックでの視点移動がカクカクとしてしまいます。
今回の3つの中では、残念ながら最下位となってしまいました。
テストでスティックを早く動かすと線が途切れてしまうので、それが滑らかさの違いを生んでいると思われます。

とはいえ、ボタンは静音仕様で無線にしては遅延が少なく、6軸ジャイロを搭載しているので、スマホを離してプレイすることもできるメリットは捨てがたい魅力でしょう。
ちなみに、Amazonでよくみる低品質なコントローラーに比べると、どのコントローラーも精度はかなりいいと言えます。
代表的なメーカーのipega PG9099のテスト結果がこちら。

コントローラー専門メーカーなのに、斜めの精度が悪すぎますね。
オーディオ関係
「RAZER KISHI」には、イヤホンを装着することが出来ませんので、スマホから鳴らすかワイヤレスイヤホンが必要になります。

その点、「XOLORspace G01」はイヤホンジャックを備えているので完璧です。
遅延のない音でプレイしたいなら、やはり「XOLORspace G01」で有線イヤホンを使うのが一番ですね。
「flydigi Wee2T」は無線ゲームパッドなので、スマホから離して使えばイヤホンは自由に使えますが、一体型で使う場合は有線イヤホンは使えなくなります。
「XOLORspace G01」のイヤホンジャックは、地味に便利なんです。
その他スペック
その他の違いは以下のとおりです。
RAZER KISHI![]() | XOLORspace G01![]() | flydigi Wee2T![]() | |
---|---|---|---|
価格 | 9880円(Android) 12800円(iPhone) | 5,999円 | 6,380円 |
対応OS | Android™ 8.0 Oreo 以降 iOS 9 以降 | Android | Android iphone5S以上の携帯電話 iPad5以上のシリーズ IOS9.0~12のシステム |
専用アプリ | RAZER KISHI | SOE Game Center(手易) | Flydigi Game Center |
キーマッピング | なし | あり | あり |
接続方法 | USB-C 端子接続 Lightning端子接続 | USB-C 端子接続 | bluetooth接続 |
対応ゲーム | クラウドゲーム エミュレータ 一部スマホゲーム | ほぼすべてのゲーム | ほぼすべてのゲーム |
遅延 | なし | なし | 若干あり |
L2R2の強弱 | あり | なし | なし |
パススルー充電 | 可能 | 可能(PD対応) | 一体型のときは不可 |
オーディオ出力 | 本体 ワイヤレスイヤホン | 本体 ワイヤレスイヤホン 有線イヤホン | 本体 ワイヤレスイヤホン (分離時) 有線イヤホン |
ボタン音 | ◀・▶・ホームボタン・L3R3 以外の主なボタンは静音仕様 | すべてのボタンは 音大きめ | LR以外は静音仕様 |
ボタンのカスタム | なし | アプリによって アナログスティックの調整が可能 キーマッピング中に各ボタンの カスタムが可能 | キーマッピング中に各ボタンの カスタムが可能 |
保証 | 1年保証 | 1年保証 | 1年保証 |
対応端末 | USB-C端子 Lightning端子の端末 縦:~163.7mm 横:68.2~78.1mm 厚み:7.0~8.8mm | USB-C端子の端末 縦:~170mm 横:~79mm 厚み:~9.0mm | 縦:〜165mm 横:制限なし 厚み:~8.0mm ios13.4システムは サポートされていません |
重さ | 174g | 100g | 120g |
RAZER KISHIはクラウドゲームやエミュレータなら最高のコントローラーだ
さて、今回は世界的大人気のゲーミングメーカーRAZERから新発売されたスマホ用コントローラー「RAZER KISHI」をレビューしました。

このコントローラーは、次のような特徴があります。
GOOD
- 静かな操作音
- 超省エネ設計
- パススルー充電が可能
- 遅延ゼロのプレイが可能
- 接続するだけですぐ使える
- L3R3の押し込みまで出来る最高の操作性
BAD
- 値段が高い
- 厚いカバーは外す必要がある
- 対応するスマホゲームが少ない
USB-C端子接続の一体型という点で、「XOLORspace G01」と非常によく似ていますが、対応するゲームの数やオーディオ関係では完全に負けてしまいました。
とはいえ、『GeForce NOW』や『Fortnite』、エミュレータなど対応しているゲームであれば、接続するだけで面倒な設定をせずにすぐ遊べるのは手軽で便利です。しかも操作性はPS4のDualShock4並みの精度をもっています。
『GeForce NOW』や『Fortnite』で本気で勝ちにいく人に強くおすすめしたい。そんなコントローラーでした。
さて、今回は『【レビュー】RAZERの新作スマホコントローラー「RAZER KISHI」で遊んでみた|XOLORspace G01とflydigi Wee2Tと比較検証』ということで「RAZER KISHI」の性能を徹底的にレビューしました。
なにか質問がありましたら、コメント欄にて受け付けていますので気軽にどうぞ。
それでは今回は以上になります。ディズ(@_MONOGREAT_)でした。
これはうれしい記事!!
もしよかったらWee2Tの詳しい解説なんてしてもらえいないでしょうか?
RAZER KISHIだと自分がやっているスマホゲーでは使えなさそうなのとデザイン的にはWee2Tの方が好きなので購入する前に日本語版の電子説明書だけダウンロードしたのですけど日本語がおかしいのでいまいちわかりづらくキーマッピングもゲームホールというアプリでできるのかそれとも付属のUSBを使用しないとできないのかがわからないのです…
喜んでいただけて、ぼくも嬉しいです。
Wee2Tの記事も現在準備中ですので、もうしばらくお待ちください。
説明が少ないので、そのあたりも詳しく書く必要があるので、たぶん時間かかります💦
正座して待たせていただきます(笑)
スマホコントロール探してたのでありがたい記事!
第五人格などはやはり遊べないのでしょうか
うーん。IdentityVには対応していないようですね。
Razerのアプリに対応ゲームがリストされてますので確認してみてはいかがでしょうか?
返信ありがとうございます!確認してみます