
やぁ。よく来たね。ディズ(@_MONOGREAT_)だよ。
音響マニアが作った物凄いゲーミングワイヤレスイヤホンに興味ないかな?
静かな夜に迫力のサウンドでゲームや映画を楽しむために、ヘッドホンや有線のイヤホンを使っている人も多いと思う。
このブログでも「HyperX Cloud Stinger Core Wireless」というゲーミングワイヤレスヘッドホンを紹介してきたが、ヘッドホンだと耳が蒸れたり、頭が痛くなることもあって、苦手な人もいることだろう。
それじゃあ、思い切ってワイヤレスイヤホンにしてみてはいかがだろうか?
そこで今回紹介するのが
XROUNDのゲーミングワイヤレスイヤホン「AERO 」だ。

AEROは、独自のゼロレイテンシーアルゴリズム「XROUND Low Latency™」によって、人に知覚できないレベルの超低遅延(50ms)を実現し、開発に1年半をかけたサラウンドアルゴリズム「XROUND Lite™」による立体感のある音で、足音や銃声の方向性をしっかりと聞き分けることができるゲーミングワイヤレスイヤホンだ。
まさに、ゲームのためのイヤホンで臨場感あるサウンドによってこれまで以上に楽しく快適にプレイできるだろう。
しかも、オプションのBluetooth トランスミッター「XT01」を使えば、PS4やPS5、SwitchにPCでも超低遅延で楽しめる。
これひとつで幅広い端末でサウンド環境を整えることができるぞ。
しかも、ゲームだけでなく音楽や映画にもオススメできるほどの高音質で、クリアな通話や片耳で使用できるなどワイヤレスイヤホンとしての基本機能もかなり高いレベルで仕上げられているんだ。
ということで今回は、XROUNDの新作ゲーミング完全ワイヤレスイヤホン「AERO」の実力に迫ってみるぞ。
現在、クラウドファンディング「Makuake」で先行予約受付中だ。いまなら20%オフで購入可能だぞ。詳しくは特設ページを確認してほしい。
XROUNDとは、熟練の音響設計エンジニアと調律師、音響マニアが「サラウンド体験を再定義する」ことにこだわり抜いて作った台湾のオーディオブランド。これまで、コンパクトなサラウンドプロセッサ「XPUMP」、空気力学デザインの有線イヤホン「AERO」、完全ワイヤレスイヤホン「VERSA」を生み出していて、台湾をはじめ、日本や香港、アメリカ、シンガポール、中国など全世界で50万人に愛用されている。
TOTAL
3.5/5.0
XROUND「AERO」

- 超低遅延
- 圧倒的な空間表現
- 音楽も楽しめる高音質
- スマホ並みの通話性能
- イヤーピースが2種類付属
- オプションによって幅広い端末で使える
- ゲーミングで6時間駆動は短い
4.5
音質
3.5
装着感
2.5
接続
5.0
通話
2.5
防水
3.0
バッテリー
超低遅延と抜群の空間表現をもったゲーミングワイヤレスイヤホン
この記事は、メーカーのXROUND様から製品をご提供いただき作成してるが、遠慮なく欠点も含めてしっかりと書いていくぞ。
XROUNDゲーミングイヤホンAEROレビュー
スペックとデザイン
XROUNDのパッケージは、こだわりのデザインでいつもおもしろい。


今回は、パッケージをスライドさせると、音波が動いてるように見えるギミックが仕組まれていた。


中までオシャレ。


セット内容はこんな感じだ。


- イヤホン本体
- 充電ケース
- 15cm USB-C充電ケーブル
- 取扱説明書
- Spinfit 可動式コンフォートイヤーピース S / M / L
- AERO 遮音イヤーピース S / M / L
VERSAと同じくSpinfitとコラボしたイヤーピースが同梱されていて非常に充実しているセットだった。
主なスペック
モデル名 | AERO |
Bluetooth®バージョン | Bluetooth® 5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC |
対応通信プロトコル | AVRCP1.6 / HSP1.2 / HFP1.7 / A2DP1.3.1 |
ドライバー | 6mmチタンコート ダイナミックドライバー1基 |
周波数特性 | 20~20,000Hz |
感度 | 103dB |
インピーダンス | 16Ω |
マイク | 片側 2MEMS |
再生時間 | イヤホン本体:6時間 充電ケース併用:24時間 |
充電時間 | イヤホン:1時間 充電ケース:1時間 |
防塵防水等級 | イヤホンのみ IP54 |
重量 | イヤホン片側4.2g / 充電ケース45.8g |


ケースからイヤホンを取り出すと、LEDが白く点滅してぺリングモードになる。
接続する機器のBluetooth設定から「XROUND_AERO」を選択すると、ペアリングが完了する。
Androidの場合
[接続済みのデバイス→新しいデバイスとペア設定する→XROUND_AERO]の順に選ぶ
iPhoneの場合
[設定→Bluetooth→XROUND_AERO]の順に選ぶ
ちなみに、2台目からは、1台目のBluetoothをオフにしてイヤホンを取り出し、2台目の端末で「XROUND_AERO」を選択すればペアリングできる。
デザイン
XROUNDのロゴが彫られた収納ケースは、マッドな質感のプラスチック製だが、そこまでチープな印象は受けない。


イヤホン込みで実測53gしかなく持ってみるとかなり軽い。
サイズは5.6×5.6×2.9cmで一般的な大きさだが、薄めに仕上がっているため、ポケットに入れても違和感なく持ち運べて携帯性は悪くない。


正面にはLEDインジケータ、背面にはUSB-Cポートが搭載。
LEDがあると、あとどれくらいで充電が必要か把握が簡単になるから好き。
○●●● 1~25%
○○●● 25~50%
○○○● 50~75%
○○○○ 75~100%
よーし、ケースオープン‼


おぉ~!!! かっこいいぃ~!!!
めっちゃゲーミングっぽいデザインでテンション上がるね、これは!!
ほどよい磁力で浅めに収納されているから取り出しやすく、収納しやすいぞ。


なんだ。このデザインは…かっこよすぎるぞ。
スティック部分とか、だれだ、ここを斜めにカットしようなんて言ったやつ。
満点じゃないか、コノヤロウー!!!
このスティック部分とハウジング部分には、MEMSマイクを2つ搭載していて、通話時のノイズキャンセルを正確に行ってくれるらしい。
ちなみに、AEROにはIP54という防水・防塵性能が備わっているので、ちょっとした水程度であれば防いでくれる。
耐塵性能があるイヤホンって珍しいんだぞ。
IP5x
防塵試験用粉塵(直径75μm未満)が入ったとしても所定の動作及び安全性を損なわないように保護されている。
IPx4
製品に対するあらゆる方向からの水の飛まつに対し保護されている。


重さは片側で4gで、ワイヤレスイヤホンとしては軽量級だ。
このⅩのラインには、実はLEDが隠されている。
使用中はオレンジ色にゆっくり点滅してゲーミング感を出してくるぞ。
いざ、装着っ!!!!
耳からの飛び出しはほとんどないし、見た目も良い感じだ!!!
遮音イヤーピースをつければ、耳の穴にしっかりとはまって簡単には取れないのもいいぞ!!
このスティックの部分は、スワイプで音量を変更できたり直感的な操作ができるタッチパネルになっている。


スワイプやタッチの反応は非常に良くストレスなく反応してくれる。この操作は専用アプリによって変更できるから、それぞれ好きに設定しよう。
ちなみに、音量調節の幅が少し広く、3回に1回くらいスマホの音量を上げても変わらないときがあったが、まぁ操作に影響はなしだ。
操作 | 効果 |
---|---|
左側を2秒長押し | サラウンドオン/オフ、着信拒否 |
右側を2秒長押し | ゲーミングモードの切り替え、着信拒否 |
2回タップ | 再生/一時停止受話/終話 |
左側を上/下にスワイプ | 前曲に戻る/次曲へ進む |
右側を上/下にスワイプ | 音量を上げる/下げる |


AEROは、単体で6時間、 ケース併用で最大24時間使用することができる。
6時間も連続で使えるなら、ライトユーザーなら十分だろう。
しかし、AEROはゲーミングイヤホンである。
本当に6時間で足りるのか?昼からゲームを始めても夕方には切れてしまう。
うーむ。正直ヘビーユーザーにはちょっと不満ではなかろうか。
欲を言えば10時間は欲しかったところだ。
まぁ1時間でフル充電できるので、少し食事休憩でもすれば、再び6時間イケるから許容範囲かな。
付属のイヤーピースには、VERSAと同じく2種類のイヤーピースが入っていたぞ。


Spinfit独自の可動3Dクッション構造に高品質シリコンを組み合わせ、全体がバネのように柔らかく動いて、付け心地が軽いのが特徴。


フラットデザインの硬度の高いシリコンがすき間をしっかり塞いで遮音、深みのある豊かな低音が特徴。
個人的には、Spinfit 可動式コンフォートイヤーピースが付け心地が軽く耳にフィットするので好きだ。そのかわり遮音イヤーピースに比べると少し音が軽くなり、中高音域を重視する人向けな音質になる。
AERO オリジナル遮音イヤーピースの場合は、全体的に肉厚で硬めな設計になっていて、遮音効果が高く低音の迫力がかなり上がる。長時間つけていると、耳への負担も大きいが、重低音好きな人にはたまらないだろう。
XROUNDゲーミングイヤホンAEROレビュー
遅延と音質
AEROは、XROUND独自の低遅延アルゴリズム「XROUND Low Latency™」と独自のチップファームウェア設計で、 AAC と SBC コーデックでも、50ms(0.05秒)という低遅延を実現し、遅延のない音声体験が楽しめる。
一般的なワイヤレスイヤホンは、動画だと映像と音のズレはほとんど感じなくても、ゲームではバックグラウンドでの処理が発生するため平均200ms(0.2秒)ほど遅延が発生する。
実際に、ぼくがこれまでレビューしてきたものも、動画ですら遅延が分かるものが多くあった。
ゲームにおいては、 タイミングの遅れ=死 となる場面も多く、これまでは本気で勝つためには有線でっていうのが常識だったのだが、最近では有線よりも早いゲーミングマウスの登場など無線が目覚ましい進化を見せてる。


有線よりも速いって意味がわからんよねwww
今回のAEROにしても、人間が知覚できる遅延のレベル(70ms)を超えた低遅延で、もはや人には観測不能なレベルに至っている。
ちなみに、50msの根拠として、外部の認証試験機構
公開されたデータはこちら >> AERO完全ワイヤレス|実測レポート&遅延データ公開! ❰Part1 遅延の計測について❱
遅延を確かめてみた
ではでは、本当に人には分からないレベルなのか試してみることにしよう


AEROには、ミュージックモードとゲーミングモードというデュアルモード方式が取り入れられている。
そこでCoD mobileの射撃場で、それぞれのモードを切り替えながら狙撃してみて、どのような違いがあるのかを検証してみた。
使用端末:Pixel4XL
OS:Android10


ミュージックモードの場合
銃を撃った瞬間から一瞬遅れて銃声が聞こえ、明らかな遅延が確認できた。
イメージとしては、
タンッ (タップ)
ダーン (銃声)
って感じかな?タップとの間に一瞬だけ間があったが、ミュージックモードでもほかのイヤホンより速いように感じた。
ゲーミングモードの場合
結論から言うと、SBC/AACどちらのコーデックでも遅延を知覚できてしまった。目を閉じてタップと音に集中すると、ほんのわずかに遅れていることが分かる。
イメージとしては、
タンッ (タップ)
ダーン (銃声)
って感じで、タップの指が離れるちょっと前くらいに音が鳴っている。
ただ、かなり集中しないと分からないレベルだし、ゲームプレイ中だと全く違和感を感じずに楽しめるから安心してほしい。
ちなみに、他のパターンだと以下のようなイメージだ。
スマホのスピーカー(遅延ゼロ)の場合
タンッ (タップ)
ダーン (銃声)
当然ながらタップと同時に音がなる。
一般的なイヤホンの場合
タンッ (タップ)
ダーン (銃声)
結構ズレが生じるのがよく分かる。
ついでに動画も見てみたが、こちらは全く遅延に気付けずに最後まで楽しめた。
遅延についての結論としては、ゲームでの遅延は知覚できないレベルではないものの、プレイには全く影響しないほどの低遅延を実現できており、快適にプレイできる性能だ。
リズムゲームも個人的にはいけると思うが、全く遅延がないわけではないので、そこが許せるか次第だろう。
音質


AEROには、6mmのチタンコート振動板を用いたダイナミックドライバーが1基搭載されている。
対応コーデックはSBC/AACのみで、今回はQualcomm社のチップを使っていないため、aptXやaptX LLには対応していない。


XROUND独自の「3Dチューニング技術」と「XROUND Lite™」によって、音場が広く臨場感のある素晴らしい音質になっている。
また、専用アプリ「XROUND My Tune」を使えば、イコライザーで自分好みの音に変更することもできるぞ。
- ミュージック / ゲーミングモード切替
- 7バンドのイコライザー調節 (ミュージックモード時のみ)
- 6シチュエーションのイコライザープリセット選択(モード関係なし)
- XROUND Lite™のオン/オフ・レベル切替
- タッチ操作のカスタム
- ファームウェアアップデート
ミュージックモード
まずは基本のミュージックモードで音楽を聴いてみた。


音質はフラットに近いドンシャリで、中音域の歌声が少し弱く低音にかぶっている場面もあるが、全体的には十分な音量が出ているので中がスカスカというほどではない。
高音域は、サ行が刺さるか刺さらないかギリギリのラインの音質で、曲によっては大音量で聴くのは厳しいときがあった。
聴いてるうちにエイジングされて高音域が少し落ち着いたが、傾向としては変わらないかな。
ただ、この高音域は、ハッキリとしてスピード感があるハイハットやシンバルに、バイオリンやフルートの伸びがある綺麗な音色で音抜けはいい。
コントラバスやバスドラムの低音もしっかりとした響きで迫力をもたらしてくれる。
また、定位感が素晴らしくそれぞれの楽器の位置がハッキリとわかるので、音場がものすごく広く感じる。
リバーブがかかった音がわずかに感じるほどに、音が折り重なるように聴こえてきて臨場感があるので、目を閉じて音に集中すればその世界に没入できるだろう。ワイヤレスイヤホンでオーケストラを聴くなら、このイヤホンは相性がいいと思う。
ゲーミングモード
右耳を2秒間長押しするとゲームミングモードに移行する。
ミュージックモードでも触れたように、方向感が本当に素晴らしい。
AEROには米国特許取得済みの技術「XROUND Lite™」が搭載されていて、バーチャルな音場が立体的に浮き上がり、広さと奥行きのあるサラウンド音声を作り出すことができるらしい。
実際にゲーミングモードに切り替えると、「XROUND Lite™」 のサラウンド効果によって、ミュージックモードよりもさらに奥行きが出るのがはっきりとわかった。
足音などの方向や距離がよく分かるので、これまで普通のイヤホンやヘッドホンを使っていた人は驚くことだろう。
とにかく音場の広さが段違いで、これぞまさにゲーミングワイヤレスイヤホンと言える性能だった。音質面も良く、低音をほどよく響かせてくれるから迫力あるサウンドでゲームに没頭させてくれるぞ。
それにゲームだけでなく、映画にも相性が良い。
後ろから人が駆け抜けていくようなシーンでは、本当に横をすれ違ったような感じでよりリアルな映画体験ができたからぜひ使ってみてほしい。
XROUNDゲーミングイヤホンAEROレビュー
通話と接続性能
ワイヤレスイヤホンとして、見逃せないのが通話と接続の性能だ。
通話はハンズフリーでスマホを出さずに話せるから、もし実用に耐えるなら、ものすごく便利。
接続は、駅などの電波が多く飛び交う場所で、音楽を途切れずに楽しむには、ある程度の性能がないと辛いものがある。
そこで、これらがどの程度の性能なのかを確かめてみた。
通話性能はスマホ並みだ


AEROには、90度の角度をつけて搭載された2つのマイク(デュアルマイクアレイ)によって、雑音の発生源を特定して的確にノイズキャンセルできるそうだ。
また、サイドトーン機能というものもついていて、通話時に自分の声がイヤホンから聞こえることで声が大きくならないようにできる。
なかなか期待できそうな機能だが、ワイヤレスイヤホンでは快適に通話ができるモノはまだまだ少ないから、今回も難しいのでは?
そう思っていたのだが…
なんと!!!
AEROはスマホと同じくらい快適に通話できた!!!
通話音質は、若干こもってる感じもするが、十分にクリア。
そして、優秀なノイズキャンセルで、車がすぐ隣を走り去ってもほとんど会話の邪魔にならない。
さすがに車の音はするものの、音が小さく不快感はかなり少ないのには驚いた。
相手に気兼ねせずAEROで話せるくらいかなり高い通話性能で、ついにワイヤレスイヤホンもここまできたかって感じだ。
これなら、ウェブ会議やオンライン配信のヘッドセットとしても十分な性能を発揮してくれるだろう。
接続性能
続いて接続の安定性について検証してみた。
その結果がこちらだ。
検証内容 | XROUND AERO | SONY WF-1000XM3 | audio-technica ATH-CKS5TW |
---|---|---|---|
妨害影響範囲 | ゲーミングモード:4.3m ミュージックモード:1.7m | 3.4m | 1.7m |
遅延 | 感じない | 少し感じる | わずかに感じる |
最大接続距離 | ゲーミングモード:14.7m ミュージックモード:18.9m | 65m以上 | 50m以上 |
接続範囲 | どちらのモードも 「2階リビング→ドア→3m廊下→階段→ドア→7m廊下→ドア」 で途切れが発生 | 階を移動すると、 場所によっては途切れる | 2階から庭先5mまで |
イヤホンの通信が、周囲の電波に阻害されずに使える範囲で、小さいほど接続が強力で途切れない。
起動中の電子レンジに影響されず、どこまで近づけるかを確かめる。電子レンジに近づけば妨害電波が強くなるので、実験結果の距離が近いほど強い接続性能を持っていることになる。
参考数値(あくまで独自の参考値)
標準 5m前後
良 2~3m
最良 2m以下
動画を視聴して口元のズレを確かめる。
4段階評価
感じない > わずかに感じる > 少し違和感がある > 違和感を覚える
障害物がない直線距離でどれだけ離れられるかを検証したもの。
判定基準は、頭を振ってもまったく途切れない音質を維持できた距離。
障害物がある状態での接続範囲。
2階建て木造住宅の2階にスマホを置き、どんどん離れて行き、途切れたポイントを測定する。
4段階評価
ドア〇枚 > ワンフロア全体 > 2階建て建物全体 > 屋外へ庭先○m
検証の結果、AEROの接続性能は、ゲーミングモードよりもミュージックモードのほうが良くなるようだが、最近のワイヤレスイヤホンと比べるとやや弱いようだ。
家の中でワンフロア程度なら十分繋がっているので、つけたままトイレに行くぐらいは問題なくできるだろう。
ただ、最大接続距離が20mもないので、スマホから離れてスポーツするような使い方は難しいだろう。
XROUNDゲーミングイヤホンAEROレビュー
トランスミッターXT01 を使ってPS4で遊んでみた
AEROは、オプションのトランスミッター『XT01』と組み合わせれば、PS4やNintendo Switch、PCなどでも幅広く使える。


『XT01』は、ワイヤレス端末と接続するものなので他社製品でも接続できるし、2台の端末とつなげるモードもあって、友達とふたりで楽しめるようになるぞ。
さっそくPS4に接続して楽しんでみた。
XT01はUSB-C端子なので、付属のコネクタを使ってPS4に接続だ。


PS4に挿したら、XT01の側面にあるボタンを長押しして、ペアリングモードにしたイヤホンを近づけるとペアリング完了だ。
さっそくAPEXで遊んでみたが、高さまで含めた方向性がバッチリ感じ取ることができて、かなりプレイしやすかった。
ヘッドホンと違って耳は蒸れないし、頭は痛くないし、ワイヤレスは自由に動けるしで、やっぱり快適ですな。
肝心なサウンドもかなりの高クオリティだ。
例えばジャンプの効果音や銃の発砲音などの遅延もほとんど感じないし、ゲーム内の迫力あるエンジン音や爆発、斬撃が飛び交う金属音のような高い音まで忠実に再現してくれている。「XROUND Lite™」の空間表現は、まるでその場にいるかのような臨場感をもたらしてくれるぞ。


PS4のほかにもSwitchやPCでも接続してみたが、同じように快適にプレイ可能で、これひとつで幅広く使えるのは大きなメリットだろう。


ちなみに、XT01に付属している「3.5㎜ HD音声外付けマイク」をPS4のイヤホンジャックに挿せば、ボイスチャットも可能だぞ。
それとうれしかったのが、XT01には充電用のUSB-Cポートがついている。


これのおかげで、Switchで使うときにパススルー充電しながらプレイすることができるからバッテリーを気にする必要がないぞ。
XROUNDゲーミングイヤホンAEROレビュー
ゲームも音楽も楽しみたいならAEROをおすすめする
さて、最後にAEROの 良かったところ と 気になったところ をまとめてみよう。
GOOD
- 超低遅延
- 圧倒的な空間表現
- 音楽も楽しめる高音質
- スマホ並みの通話性能
- イヤーピースが2種類付属
- オプションによって幅広い端末で使える
BAD
- ゲーミングで6時間駆動は短い


AEROは、ゲーミングワイヤレスイヤホンだから、長時間プレイすることが前提になっているはずだ。
そうなると装着感や使用時間が大事になってくる。
正直、連続使用時間が6時間しかないからちょっと物足りないのだが、有名なSpinfitとコラボしたイヤーピースの柔らかい付け心地によって、長時間使用してもかなり負担が少ないのはうれしいポイントだった。
スタミナは少し不満があるものの、超低遅延と圧倒的な空間表現力によってゲームの魅力を120%引き出してくれることだろう。
しかも、PS4/PS5、PC、Switchでも低遅延で使えるのは現状ではAEROしかないのではないだろうか。
ゲーミングオーディオって、方向感を優先するため音質を犠牲にしていることが多いが、AEROにそんな妥協は一切なく音楽も十分楽しむことができる。
ゲームも音楽もどっちも楽しみたい!!!
そんな贅沢な要望に見事にこたえたイヤホンがAEROと言えるだろう。
もはや、AEROさえあれば下手なヘッドホンは買わなくていい。
音質・携帯性・デザインとかなりオススメできるイヤホンだ。
もし気になったら、現在Makuakeでクラウドファンディングされているから、今なら20%オフで購入可能だし、ぜひチェックしてみてほしい。
ということで今回は、XROUNDの超低遅延のゲーミングワイヤレスイヤホンAEROをレビューしてみたぞ!
それでは今回は以上だ。ディズ(@diz_store)でした。
ばいば~い。
よくある質問
いいえ。「XROUND Low Latency™」はイヤホン上で駆動していますので、AEROをスマートフォンなどのデバイスに接続するだけでその低遅延効果を実感できます。
一方、XT01は主にPS4、Switch、PCなどBluetooth機能に非対応のデバイスや、比較的古いバージョンのBluetoothにのみ対応しているパソコンなどにも使用可能です。
ANCと外音取り込み機能に対応していません。
付属の遮音イヤーピースで、通常のイヤホンより遮音効果が優れています。
マグネット式です。
AEROは片方だけで使用可能ですが、左右を同時に別々のデバイスに接続しながらの使用はできません。
AEROは、台湾の大手チップメーカーと共同で開発した特製チップを採用しています。このチップが「XROUND Low Latency™」と「XROUND Lite™」二つのアルゴリズムの駆動を可能にしています。
いいえ。VERSAに搭載されているクアルコム社のQCC3020チップは、アプリには対応していません。
XT01はほかのBluetoothイヤホンでも接続可能です。
ただし、「XROUND Low Latency™」はAERO上で機能するため、XT01をほかのイヤホンに接続したときの遅延は、接続したイヤホンの性能によります。
AEROは開発時に電波干渉の抑制を強化して設計していますので、十分な接続安定性を確保しています。
AEROとXT01は製品をお受け取りの日から1年間保証です。
保証登録をしていただくと、保証期間が半年延長されます。
専用アプリの日本語バージョンのリリースは2021年2月下旬に予定しております。そのため、現在日本ストアにてのダウンロードはできません。