どうも。ディズ(@_MONOGREAT_)です。
今回は、世界初のハイレゾ音源対応の完全ワイヤレスイヤホン「


SONYのハイレゾ対応イヤホン「WF-1000XM4」よりも早く発売された、まさに世界初のイヤホンだよ!!
多くのイヤホンがCD相当の音源までしか再生できない中、NeoBuds Proは、ハイレゾ用コーデックLHDCで最大24Bit/96kHzの濃密な音楽が再生でき、日本オーディオ協会にハイレゾ認定された世界初の完全ワイヤレスイヤホンなんだ。
しかも、1DD×1BAのデュアルドライバーでメリハリがある音楽を奏でることができ、ANC や外音取り込み機能も搭載。
専用アプリからは、操作ボタンのカスタムやイコライザーによる音質変化も可能だ。
ということで今回は、とにかくハイスペックなハイレゾ対応完全ワイヤレスイヤホン「EDIFIER NeoBuds Pro」の使用感などすべてをレビューいくぞ。
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ちょっと待って。EDIFIERってどんなメーカーなの?


1996年に中国の北京で設立され、2021年で25周年となるEDIFIERは、当初はスピーカーメーカーとして誕生し、徐々にヘッドホンやイヤホンなどオーディオ製品の取り扱いを増やしてきた。
現在では世界70カ国以上に販路拡大している一大オーディオメーカーなんだ。
今や電子機器など世界最先端の技術を誇っている中国。
EDIFIERもこれまで培ってきた確かな技術で、素晴らしい製品を作っており、以前紹介したEarFunへの技術提供までも行っている。
ぼくもEarFunのイヤホンをいくつか持っているが、実際に素晴らしい性能であり、EDIFIERは信頼できるメーカーという印象だ。
特に、今回の NeoBuds Pro は25周年記念の総力を注いだフラッグシップな製品で高い完成度を誇っている。
EDIFIER NeoBuds Proのデザインとスペック
細かなところまで作り込まれたパッケージには、はっきりとハイレゾのロゴが印字されている。このロゴは、日本オーディオ協会に認められた製品にしか付けることができないものだ。




丁寧に作られた箱は、まるで防音室のようにフタの内側に緩衝材があり、そのクオリティからEDIFIERの本気度がビシビシと伝わってくる。


パッケージ内容は以下の6点。


イヤホン本体
収納(充電)ケース
充電ケーブルUSB-C to A
イヤーピース7サイズ
収納ポーチ
説明書類
驚いたことに、イヤーピースが全部で7サイズも用意されていた。イヤーピースのサイズによっては、音質やANCの効果が全く変わってくるので、こういう妥協しないところは好感がもてる。





軸の色が違ってて、大きさを揃えるのも簡単だよ
他にも収納ポーチまで用意されてて、至れり尽くせりだ。
デザイン
EDIFIERのロゴが入ったイヤホンは、前作の「TWS NB2 Pro 」を踏襲した独特のスティックデザイン。


この筐体 には、3つのマイクが搭載され、ANCや外音取り込みはもちろん、通話時のノイズ除去も行ってくれる。
ちなみに、IP54という防水防塵性能を有しているため、軽いスポーツや小雨程度なら大丈夫だ。
防水/防塵性能の程度を示す等級のことで、数字が大きいほど高い性能を有している。IP54では以下の性能を有する。
IP5X
防塵性能を示す。塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない。
IPX4
防水性能を示す。あらゆる方向からの水の飛まつによって機器が影響を受けない。
ケースには、ヘアライン仕上げのアルミが使われ、隙間から見えるLEDが未来チックな雰囲気を演出している。





ケースデザインは、個人的にはいまいちかなぁ
充電用のUSB-Cポートは背面に。
フタとの繋がり部分には「EDIFIER」の文字が使われ、細部まで凝ったデザインだ。


イヤホンの連続再生時間は、
ANC使用時
5時間/ケース併用20時間
ANC無し
6時間/ケース併用24時間
と最近のワイヤレスイヤホンに比べると、頼りないスタミナだが、5時間もあればライトユーザーなら十分だろう。
また、ワイヤレス充電には非対応だが、10分で1時間使用できるちょっとした高速充電ができ、忙しいときにちょっとだけ便利だ。


収納されたイヤホンは、非常に浅くセットされているため取り出しかスムーズ。磁石でカチッとハマるため収納も簡単だ。
もちろん、市販のイヤーピースに付け替えて音質の変化を楽しむこともできるぞ。


装着すると、密着性が高く耳に吸い付くような感覚で、つけるだけで高い遮音効果が得られた。


イヤホンにはLEDがないので、暗い場所でも目立たず装着できるぞ。
コーデックLHDC/LDACでハイレゾに対応


このEDIFIER NeoBuds Proは、「LHDC」と「LDAC」という最大24Bit/96kHzのデータを伝送できるコーデックでハイレゾ音源を再生できる。
ハイレゾでは、音の削除や圧縮を最小限に抑えて伝送することで、音楽に深みを与え、ライブ演奏やコンサートホールで録音した原音に近い立体的な音質を体感できるのが魅力だ。
Low Latency High-Definition Audio Codecの略で、低遅延・高音質なオーディオコーデックという意味。
従来のコーデックSBCと比較すると、3倍のデータ容量である最大900Kbpsのビットレートで、96KHz/24bitの音声データを伝送し、CD音源以上のハイレゾ音源を再生できる。
この『LHDC』とSONYが開発した『LDAC』が、日本オーディオ協会が認めたハイレゾ用コーデックだ。
ちなみに、このLHDCは、XiaomiやHUAWEI、OPPOなどの中華スマホしか対応していないため、日本では使いにくいコーデックだ。
日本で主流のコーデック「LDAC 」なら多くのスマホが対応しているので安心してほしい。
実際の音質については後述する。
aptXと同等の遅延にできるゲームモード搭載


ワイヤレスイヤホンでは、無線ゆえの音の遅れ”遅延”が発生し、動画やゲームを素直に楽しめなくなる欠点がある。
そこでEDIFIER NeoBuds Proでは、0.08秒(80ms)まで遅延を抑え、違和感を感じにくくするゲームモードを搭載した。
この80msというレベルは、aptXというコーデックと同等の低遅延で、よっぽど集中しないと気づかないレベルの誤差しかないぞ。
コーデック | 遅延 |
---|---|
SBC | 220ms±50ms |
AAC | 120ms±30ms |
aptX | 70ms±10ms |
aptX HD | 70ms±10ms |
aptX LL | 40ms未満 |
実際に遅延が発生しやすいゲームで確かめてみたが、ほぼ違和感なくプレイすることが可能で、音質に変化もないため常時オンにしてても良さそうだった。
EDIFIER NeoBuds Proの使用感をレビュー
さっそくBluetooth接続してサウンドを聴いてみよう。
接続はケース内部のボタンを長押しすればイヤホンがペアリングモードになる。


あとはスマホのBluetooth設定から「EDIFIER NeoBuds Pro」を選択すればOKだ。


Androidの場合
[接続済みのデバイス→新しいデバイスとペア設定する→EDIFIER NeoBuds Pro]の順に選ぶ
iPhoneの場合
[設定→Bluetooth→EDIFIER NeoBuds Pro]の順に選ぶ
驚愕の高音質
EDIFIER NeoBuds Proの音を聴いた瞬間、「うわ、すごっ」と口に出るほど驚きの高音質を体感した。
ハイレゾ対応コーデックLDACで聴いてみると、情報量が増えてより深みが増したのが明らかに分かる。AACでは不明瞭だった部分が、はっきりと聴き取れるようになり音質向上を実感できる。
まさにハイレゾらしい空間表現で素晴らしいの一言。
EDIFIER NeoBuds Proは、特性に合わせて2つのドライバーの周波数帯域をデジタル方式で分割し、別々のアンプで増幅させることで、各音域がそれぞれ独立した高解像度な音を再生できるため、迫力ある重低音とクリアな歌声で素晴らしい音を表現してくれるんだ。


音質の傾向としては、キレのある低音とかなり攻めた高音を持つドンシャリ傾向のサウンドだ。
でも、よくある安物のドンシャリとは全くの別物
- 10mmのダイナミックドライバー(DD型)
- Knowles社製のバランスドアーマチュアドライバー(BA型)
この2つを組み合わせたデュアルドライバーのおかげで、低音域と中高音域のサウンドが明確に分けられ、非常に高解像度なサウンドに仕上がっている。
AACで聴いても素晴らしい音質なので、iPhoneユーザーでも十分に満足できる音質だと思うよ。
- 高音
-
ハイハットやギターの細かい音まで感じるキレがあるサウンドで、ギリギリ刺さらないピーキーなラインで高音の歌声の良さを最大限に表現してくれる。
- 中音
-
他の音に埋もれることなく、はっきりと聴き取れ、ボーカルを楽しむことができる。高音がピーキーなので、女性ボーカルの場合は若干刺さるときがあるが、おおむね満足いくサウンドだ。
- 低音
-
瞬時に「ズンッ」と響く迫力あるサウンドで、ロック系の楽曲に最適。ズンズンと鳴り響く低音で臨場感もアップするので、映画試聴にもおすすめだ。
これだけの音質を実現しているのは、ドライバーだけではなく、遮音性が高いイヤーピースによるところも大きいように思う。
耳に吸い付くようなつけ心地で、ただ着けた段階でかなり雑音をカットしてくれている。
また、専用アプリ「EDIFIER Connect」を使うと、音質を変更できるイコライザー機能が使える。


デフォルトでは、ドンシャリサウンドの「ダイナミック」に設定されているが、「ピュア」に変更すると、低音が抑えられ全体的に解像度がぼやけマイルドな音質になる。
デュアルドライバーでメリハリのある低音&高音を表現できているので、EDIFIER NeoBuds Proには、ダイナミックがおすすめだが、聞き疲れたときにはこちらの「ピュア」にすると聴き続けられるだろう。
このイコライザーはかなり優秀で、ダイナミックやピュア以外にも自由度の高いオリジナル設定が可能だ。


これを使うと、変更する周波数を20Hz~10,000Hzまで4つ選択することができ、影響する範囲まで細かく調整することで、こだわりの音質を作り出すことができるぞ。
2パターンの高性能ノイズキャンセル
EDIFIER NeoBuds ProのANCは-42dBものノイズを除去することができ、同価格帯のイヤホンでは間違いなくトップクラスの性能だ。


しかも、アプリからANCのレベルを「高」と「低」に変更もできるので、状況に合わせて使い分けられる。
実際に高ANCで使ってみると、
- 電車などの走行音はほとんど消える
- 空調や機械音は全くしなくなる
- 周囲の足音は高い音以外は聴こえなくなる
- 通り過ぎる車の走行音が「ゴォー!!!」から「コォォ…」くらいになる
という感じで、-50㏈も低減させるというAVIOTのTE-D01tよりも静かに感じた。



しっかりと静寂を作ってくれるので、小音量の音楽をかければ、もう雑音は一切聞こえなくなるぞ。
ANCの性能は、どこも大差ないくらい発達してきているが、ホワイトノイズや機械音、特有の圧力の有無などで快適に使えるかどうかが変わってくる。
その点、EDIFIER NeoBuds Proは、強力なANC性能なのに、ホワイトノイズがなく、エレベーターで感じるような耳への圧力も少ないため、イヤホンの存在を忘れるほど自然に付けていられるくらい非常に高い完成度だった。
6段階調整できる外音取り込みが超優秀
周囲の音も音楽も聴きたい場合に活躍するのが、
“外音取り込み機能“だ。
外部の音を取り込んでイヤホンから聞こえるようにしてくれる機能。
周囲の音が聞こえるので、音楽を楽しみながら会話も可能です。主にハイエンド機種に搭載されている機能で、場面に合わせてon/offが可能。
実際に使ってみると、外の音がほぼそのまま聴こえるので、まるで何も付けてないような装着感になった。
しかも、取り込む音を周囲に合わせて6段階調整が可能。段階を上げるとホワイトノイズが少しのるが、音楽再生中でも会話ができるほど良く聞こえ、完成度はかなり高かった。
うまく設定すれば「名前を呼ばれたり、車の接近にはすぐ気付くのに、しっかりと音楽にも集中できる」そんな自分だけのBGMのような使い方もできるようになる。
これだけの性能であれば、同価格帯で間違いなくNo.1だと言えるだろう。
カスタマイズできる操作


NeoBuds Proのタップ操作は、良好な感度で問題なく使用できる。
右2回タップ:再生/一時停止、受話/終話
左2回タップ:外音取り込みモードへ切替、受話/終話
右3回タップ:次の曲へ(曲送り)
左3回タップ:ゲームモード
注目なのが、“タップ操作をアプリでカスタマイズできる”ということ。
カスタムできるのは、
- タップ感度の調整
- 操作内容の変更
の2つだ。


タップ感度は、押す強さを32段階調整でき、自分にあった操作感を作り出すことができる。操作カスタムでは、ダブルタップとトリプルタップをそれぞれのイヤホンに合計4種類設定でき、よく使う操作を自由に選べるぞ。
通話はスマホ並みの超優秀な音質
NeoBuds Proでは、搭載された3つのマイクで、通話中の風切り音を独自のアルゴリズムにより抑制し、スマホ並みの通話品質を実現している。
イヤホンを使っていることを秘密で妻と通話してみたが、全くイヤホンだとは分からなかったそうだ。



これまで何度もイヤホンで通話してきた妻が言うのだから、間違いない!!
専用アプリ「EDIFIER Connect」でできること
専用アプリ「EDIFIER Connect」はかなりクオリティが高いアプリなので、NeoBuds Proを使うならインストール必須だ。
このアプリでは、以下のような細かな設定や操作ができる。
- モード切り替え(高ANC/低ANC/外音取り込み/オフ/ゲーム)
- 外音取り込みレベル調整
- LHDCの音質調整
- イヤホン/ケースの電池残量
- アップデート
- ウィジェット配置
- Bluetooth接続切断/ペアリングモード移行
- イヤホンの電源OFF
- 出荷時状態にリセット
- ユーザーマニュアル参照
特に珍しかったのが、
“収納ケースのバッテリー残量表示”
“ウィジェットや通知画面でのショートカット設定”


LEDで大雑把にバッテリー残量を知らせてくれることはあるが、%表示ではっきりと分かるイヤホンは初めて!! どれくらい残っているか一目瞭然で、”ある日突然バッテリーが切れていた”なんて事態を避けられる。



残量が確認できるのは、地味に便利な機能なんだよねー
それと、ウィジェットや通知画面でのショートカット設定も便利。


アプリを立ち上げることなく設定変更可能で、非常に使い勝手がいいぞ。
このアプリのインストールは以下のリンクからどうぞ。
EDIFIER NeoBuds Proの悪いところ
完璧そうな NeoBuds Pro だが、気になるところもある。
- バッテリーが片減りする
- 操作数が少ない
- 外音取り込みモードへの切り替え固定
それぞれを詳しく解説する。
バッテリーが片減りする
限界まで使用していると、左イヤホンのバッテリーの減りが大きく、先に左が切れてしまった。


NeoBudsProは左右完全独立型(左右独立受信方式)イヤホンのはずだが、なぜなのか?
メーカーに問い合わせしてみると、「完全独立型にも実は主機子機があり、基本的に左イヤホンが主機側になるため、このような現象が起こる」とのこと。(もちろん右イヤホンだけで利用すれば、右が主機になる)
仕様だからしょうがないってとこだね。
操作数が少ない
NeoBuds Proでは、タップ操作のカスタムが可能だ。
とはいえ、4種類しかなくすべての操作をカバーできない。
つまり、音量調整や曲送り/戻しをしたいなら、どうしてもスマホが必要になるのだ。
シングルタップがないのは誤作動防止のためだが、せっかくなら、シングルや長押しをユーザー側で選択できるようにしてくれれば、操作の幅が広がったのだが…
ここは、アップデートに期待しよう。
外音取り込みモードへの切り替え固定
タップ操作でのモード変更は、
“外音取り込みモードと任意の1モード“
となっていて、必ず外音取り込みモードが選択される。
つまり
高ANC→低ANC
標準モード→ANC
というモード変更はできない。
まぁ、別にいいんだけど。
できたら嬉しいなぁっていうところ。
EDIFIER NeoBuds ProがLDACに対応するのが待ち遠しい
最後にEDIFIER NeoBuds Proの特徴をまとめてみよう。


- AACなのにHi-Fiな高音質
- 強力かつ快適なANC
- 自然な外音取り込み
- カスタムできる操作感
- とにかくアプリが優秀
- スマホ並みの通話性能
- 操作数が少ない
- バッテリーが片減りする
- 外音取り込みモードへの切り替え固定
NeoBuds Proは、全体的に非常に高い完成度であり、迫力満点のハイレゾ音源を体感できる素晴らしいイヤホンだった。
同じくハイレゾ対応のイヤホンとして、SONY「WF-1000XM4」も選択肢に上がるが、あちらはフラットな音質の優等生サウンドで、さまざまなな機能が搭載されている代わりに、価格が33,000円とかなり高額になっている。
そんなWF-1000XM4とNeoBuds Proと比較してみると、こんな感じだ。
EDIFIER NeoBuds Pro | SONY WF-1000XM4 | |
---|---|---|
価格 | 13,999円 | 33,000円 |
ドライバー | 10mmDD×BA デュアルドライバー | 6mmDD シングルドライバー |
Bluetooth | 5.0 | 5.2 |
防水性能 | IP54 | IPX4 |
駆動時間ANCオン | イヤホンのみ5H ケース併用20H | イヤホンのみ8H ケース併用24H |
駆動時間ANCオフ | イヤホンのみ6H ケース併用24H | イヤホンのみ12H ケース併用36H |
ANC時の風ノイズ低減 | × | ○ |
ワイヤレス充電 | × | ○ |
装着検出機能 | × | ○ |
音声認識自動停止機能 | × | ○ |
NeoBuds Proは、低音域に力強さを感じるワイルドサウンドといったところで、WF-1000XM4のようにワイヤレス充電や装着検出機能はないが、価格が1/3ほどでコスパがいいのが魅力だ。
EDIFIER NeoBuds Proをオススメしたい人は
- そんなに多くの機能はいらない。
- 迫力サウンドが好き。
- なるべく安くはハイレゾ音源が聴きたい。
こんな人ならきっと気に入るはずだ。
もし気になったなら、ぜひ一度チェックしてみてほしい。
ということで、今回は以上。
ディズ(@_MONOGREAT_)でした。



ばいば~い
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