どうも。ディズ(@_MONOGREAT_)です。
今回は、お手頃価格なのに素晴らしい機能を持った完全ワイヤレスイヤホンを紹介するぞ。
イヤホンで動画を楽しんでいるときに、急に話しかけられたら、あなたはどうするだろうか?
きっと、とっさにイヤホンを外して会話するだろう。
だが、相手によっては動画をいつも止められるとは限らない。話が終わった頃には、中断したところを探さなきゃいけなくて不便だよね?
そこで紹介したいのが、
完全ワイヤレスイヤホン「 EarFun Air 」だ。

このイヤホンは、耳から外すと自動でコンテンツを再生/一時停止してくれるオートポーズ機能(自動装着検出機能)を搭載している。
これなら、わざわざ一時停止しなくても、イヤホンを外すだけでおしゃべりすることができるし、また装着すれば続きからコンテンツを楽しむことができるんだ。
一度これに慣れると、オートポーズ機能なしのイヤホンには戻れなくなるほど快適でやみつきになるぞ。
しかも、他にもワイヤレス充電など便利な機能を搭載していて、10,000円以上と言われても不思議じゃないレベルの仕上がりなのに、値段は5,499円でバカ安い!!
EarFunはとにかくコスパが凄すぎるんだっ!!!
ということで今回は、コスパが凄すぎるEarFunの完全ワイヤレスイヤホン第2弾「EarFun Air」をレビューする。
ちなみに、もっと凄い上位機種の「EarFun Air Pro」もあるぞ。

このイヤホンには
・ANC(アクティブノイズキャンセル)
・外音取り込み機能
・大口径10mmのダイナミックドライバー
・オートポーズ機能
といった数万円のハイエンドな機種にも負けない機能を持っていながら、なんと8,300円というコスパ爆発モデルだ。
正直、これもめちゃくちゃオススメだ。
ちなみに、海外では「EarFun Free Pro」も2020年12月に発売予定だ。
それでは「EarFun Air」を詳しく見ていこう。
完全ワイヤレスイヤホンEarFun Airレビュー
スペックとデザイン
「Better Sound、Better Life」の信念を元に2018年に設立された EarFun は、前作の「EarFun Free」で CES2020イノベーションアワード などの賞を獲得したアメリカのオーディオブランドだ。
そんなEarFunの完全ワイヤレスイヤホン第2弾が「EarFun Air」である。

EarFun Airのパッケージはよくあるデザインだが、箱を開けてみると…

おぉ!!! なかなかカッコいいぞっ!!!
中身は意外と高級感がある仕上がりでテンションが上がった。
セット内容はこんな感じだ。

- イヤホン
- 収納充電ケース
- イヤーピース (XS/S/M/L)
- 充電用USB-Cケーブル
- 説明書類 日本語対応済

イヤーピースは全部で4サイズ。軸も傘の部分も柔らかくて遮音性は高め。
自分に合うものを選べば音質が良くなるので、それぞれ試してみてほしい。
スペック
「EarFun Air」の主なスペックは次のとおりだ。
スペック一覧
項目 | EarFun Air | EarFun Air Pro | EarFun Free |
---|---|---|---|
Bluetooth | Ver5.0 | Ver5.0 | Ver5.0 |
対応コーデック | SBC、AAC | SBC、AAC | SBC、AAC |
連続再生時間 | 最大7時間 ケース併用時 35時間 | 最大9時間 ケース併用時 32時間 ANCオン時 最大7時間 ケース併用時 25時間 | 最大6時間 ケース併用時 30時間 |
イヤホンの充電時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 |
急速充電 | 〇 10分で2時間使用可能 | 〇 10分で2時間使用可能 | 〇 10分で2時間使用可能 |
ケースの充電時間 | USB-C充電:約2時間 ワイヤレス充電:約4時間 | USB-C充電:約2時間 ワイヤレス充電:約4時間 | USB-C充電:約2時間 ワイヤレス充電:約3.5時間 |
操作ボタン | タッチ | タッチ | 物理ボタン |
重量 | 充電ケース+イヤホン:約60g イヤホン片側:約6g | 充電ケース+イヤホン:約53g イヤホン片側:約6g | 充電ケース+イヤホン:約60g イヤホン片側:約5.5g |
通信距離 | 最大15m | 最大15m | 最大15m |
防水規格 | IPX7 ※充電ケースは防水なし | IPX5 ※充電ケースは防水なし | IPX7 ※充電ケースは防水なし |
マルチペアリング | 〇 3デバイスまで確認 | 〇 3デバイスまで確認 | 〇 3デバイスまで確認 |
マルチポイント | ✕ | ✕ | ✕ |
オートポーズ | 〇 | 〇 | ✕ |
ANC | ✕ | 〇 -38dB | ✕ |
外音取り込み | ✕ | 〇 | ✕ |
保証 | 18ヶ月 | 18ヶ月 | 18ヶ月 |
>> 説明書をダウンロードする
ペアリング方法
ペアリングは簡単だ。
一度ペアリングすれば、次回からフタを開ければ、直前の端末に自動でペアリングされる。
気になったのが、直前の端末のみに自動接続するということ。
例えば、スマホにペアリングしたあとに、PCと繋ぎなおして収納した場合、次に自動接続するのは「PC」となり、周りにスマホしかなくてもペアリングしない。
この場合は、スマホから再び「EarFun Air」を選択する必要がある。不完全なマルチペアリングでおしい性能だった。
コンパクトなケース
丸みを帯びたケースは、中央にLEDがひとつ配置された非常にシンプルなデザインだ。サイズは53㎜×52㎜×34㎜とコンパクトなので、ポケットに入れても違和感は少なかった。

今回のレビュー機はブラックだったが、他にホワイトも用意されている。どちらもつや消しなので、触っても指紋が付かず汚れが目立たないぞ。

重さは実測で56gと、ワイヤレスイヤホンとしては比較的軽い部類だ。
もはや重さはほとんど感じない。
ちなみに、公式サイトでは60g、説明書では51gとなっているが、どちらが正解なんでしょうか?どうでもいいけど…

前作「EarFun Free」と比べると丸くコンパクトに生まれ変わっている。
まぁ厚みは変わらないけどね。

底面にはUSB-Cポートがあるので、濡れたところに置かないように注意が必要だ。ケースに防水性能はないぞ。

なんと、このケース。
嬉しいことに前作に引き続き、ワイヤレス充電
ワイヤレス充電は、置くだけで充電できるから、使いだしたら止められなくなる魅力を持っている。

フタを開けると、イヤホンがピッタリと収まっていた。指がかかる部分が少なくツルツルしているので、取り出しにくい。
落とさないように慎重にとりだそう。
それと、イヤーピースを付け替えてみたが、スペースがなくうまく収納できなかった。軸が短いイヤーピースしか付け替えは厳しいようだ。
しょぼん…
スティックタイプのイヤホン
イヤホンは、ケースとは違って光沢のあるピアノブラックな表面になっていた。

なかなかカッコいいではないか。
指紋はつくけど。
形状は、うどん型と言われるスティックタイプで、デザインにもこだわりを感じる。イヤホン上部にあるLEDは、ペアリング後は消えるので暗闇でも目立たないぞ。
LEDの状態表示
状態 | 表示 |
---|---|
電源オン | 1秒間青点灯 |
電源オフ | 1秒間赤点灯 |
ペアリングモード | 早い青点滅 |
ペアリング完了 | 消灯 |
充電中 | 5秒間隔で赤く点滅 |
充電完了 | 消灯 |
リセット済み | 紫点滅 |

この〇の部分がタッチボタンになってて、Google AssistantやSiriの起動などひと通りの操作が可能だ。
中でも音量コントロールが、他にはない画期的な使いやすさを実現している。
今までのイヤホンなら、
何度も操作して1段階ずつ音量を上下させていたが…
なんと「EarFun Air」なら
長押ししている間どんどん音量を変えることができるんだ。
もうか~んたんにコントロールできるんだ!!!
ありそうでなかったこの操作を考えた人、マジ神ですわ。
しかも、タップすると「プッ」っていうフィードバックもあるから分かりやすいぞ。
ただし、長押しはともかくタッチの感度が甘かった。
3回タップで曲送りしたら、一時停止(タップ2回)になってしまうことが時々あるのが残念。
操作一覧
操作 | 効果 |
---|---|
2回タップ | 再生/一時停止 受話/終話 |
3回タップ | 左右:音声アシスタント起動/解除、キャッチホン(通話切り替え) 右:曲送り 左:曲戻し |
1秒以上長押し | 右:音量UP 左:音量DOWN |
2秒長押し | 着信拒否 |
さらに、自社開発の「SweatShield」テクノロジーにより、水中に落としても30分耐えてくれるほどの防水性能IPX7を獲得している。
一般的なワイヤレスイヤホンはIPX4~IPX6が多い中で、ほぼ完璧な防水性を持っている「EarFun Air」ならスポーツやお風呂での使用に最適だ。

前作「EarFun Free」では物理ボタンにゴムが使われていて、チープな印象が拭えなかったが、今回は高級感ある仕上がりだ。内側のよく触る部分は、つや消し処理されてて使う人のことがよく考えられている。
使用時間は、単体で7時間、ケース併用で35時間使い続けられる。これだけあれば、通勤・通学など普段使いに困ることはないレベルだろう。

装着してみると、スティックタイプながら耳からの飛び出しは少なめだった。
重さは約6gとワイヤレスイヤホンにしては少し重いが、イヤーピースが柔らかいので、耳への負担が少なく、周囲の音をしっかりカットしてくれる。
5時間以上つけていたが痛くならなかったので、カナル型が苦手な人にもオススメだ。
また、スティックタイプは外れやすい欠点があるけど、「EarFun Air」は頭をガンガンに振っても取れないくらい安定していた。これなら、スポーツにもヘビメタにも安心して使えるだろう。
なんなら満員電車に頭から飛び込んでもいいぞ!!!
きっと駅員さんがマジックハンドで拾ってくれるはずだ。
完全ワイヤレスイヤホンEarFun Airレビュー
オートポーズ機能を体感する
「EarFun Air」の魅力のひとつが「オートポーズ機能」だ。

これは、耳から外すと自動的に音楽や動画が一時停止するという機能で、スマホやイヤホンを操作するワンステップがなくなるから、快適性がグンっと上がるんだ。

めんどくさがりな僕にぴったり。
これ、ほんとは5,000円台のイヤホンに搭載していい機能じゃないんだけどな…
EarFunさん、コスパ良すぎだぞ!!!
ではでは、さっそく「オートポーズ機能」を使ってみよう。
再生ポチっと………で…外してみるっと…
おおぉ~!!! 一時停止したぞ!!!
(そりゃそうだ)
イヤホンを外して1秒くらいしたら自動停止してくれるようだ。
こりゃ便利だねっ!!!
ただ、着脱の認識がすこし甘い。
軽くつけただけでは反応しないので、耳に押し付けるようにしっかりと装着しよう。これはコツさえつかめば問題ない。
ちょっとクセがあるが、5,000円台でこのクオリティなら大満足である。
ちなみに、装着していないときは、ボタンの誤作動防止機能が働くから、外したあとに誤ってタッチしても安心だ。
完全ワイヤレスイヤホンEarFun Airレビュー
音質は値段相応
さて、ここで大事な音質もチェックしていこう。


「EarFun Air」には、6mm径のPEEK(剛性)+PU(柔軟性)の複合振動板を採用したダイナミックドライバーが1基搭載されている。
コーデックは、SBCとiPhoneと相性が良いAACに対応している。もちろんandroid端末でも使用できるぞ。
音質
さっそくamazon music HDとAACコーディックで音楽を聴いてみた。
詳しくはこちらから確認してくれ→「amazon music HD」
「EarFun Air」は、低音が強めの迫力ある音質でありながら、中高音域もクリアに表現できている良音だった。
低音が強い曲を長時間聴くと少し疲れてしまうが、JPOPなら程よい振動でちょうどいいだろう。
音量を上げると、迫力サウンドになるので低音好きな人に向いている。
低音以外では、中高音域の女性ボーカルの抜け感が足りず、天井を感じてしまうため、音場の広さは値段相応。盛り上がるパートで音が広がっていくような感動はなかった。
その他、音割れや、ホワイトノイズはなかったが、ギリギリ気にならないレベルでサ行の刺さりが感じられた。
とはいえ、5,000円台のイヤホンだし、全体的にクリアで十分な音質を持っているので、音質によっぽどのこだわりがなければ、多くの人は満足いくレベルだろう。
あと定位感は悪くないので、FPSなどのゲームには十分使える性能だったぞ。
通話
今や在宅ワークで、イヤホンやヘッドホンを使っている人も多いだろう。
「EarFun Air」には、1つのイヤホンに2つのノイズキャンセル機能付きマイクを搭載していて、通話時に周囲の雑音を80%もカットしてくれるそうだ。
※ANCではない。
その実力はどの程度なのか。
実際に通話して確かめてみた。
まず自分の声だが、かなりクリアに聞こえて通話自体は快適だ。ほとんどスマホ並みの音質と思ってくれていい。雑音のカットは、話してないときはかなり強力に打ち消してくれたが、話し出すとノイズキャンセルが切れて普通に聞こえてしまった。
総評としては、屋内の静かな部屋で通話や会議をするなら使えるが、屋外の騒音が多い場所での通話は難しいようだ。
完全ワイヤレスイヤホンEarFun Airレビュー
接続性能は超強力だ
ワイヤレスイヤホンで大事な接続性能を確かめてみた。
その結果がこちらだ。
検証内容 | EarFun Air | SONY WF-1000XM3 | audio-technica ATH-CKS5TW |
---|---|---|---|
妨害影響範囲 | 1.1m | 3.4m | 1.7m |
遅延 | わずかに感じる | 少し感じる | わずかに感じる |
最大接続距離 | 34m | 65m以上 | 50m以上 |
接続範囲 | 2階建ての家全体 | 階を移動すると、 場所によっては途切れる | 2階から庭先5mまで |
「EarFun Air」の接続性能は、非常に強力だ。
まず妨害電波による影響をほとんど受けないんだ。検証では電子レンジに1.1mまで近づいても、ほぼ影響なく使えた。ここまで強力な性能のイヤホンは珍しく驚異的な結果だ。
これだけ強ければ、都会の駅でも途切れることなく使い続けることができるだろう。
また、家の中であればどこでも繋がっているし、最大接続距離も34mあるので、スマホを置いたまま大抵のことができるだろう。駅などでイヤホンの音切れが気になっていた人や、スマホを持たずに作業をしたい人にはオススメできる性能と言える。
それと、動画やゲームでの遅延についてだが、わずかに遅延を感じた。
とはいえ、動画はかなりしっかりと見ないと分からないレベルだし、スマホで「FORTNITE」をやってみたが遅延を感じなかったからあまり気にしなくてもいいレベルだ。
完全ワイヤレスイヤホンEarFun Airレビュー
5,499円でこの性能なら買いだ!!
さて、最後に「EarFun Air」の 良かったところ と 気になったところ をまとめてみよう。


- 圧倒的なコスパ
- オートストップ機能搭載
- 低音に迫力ある音質
- イヤーピースの遮音性が高い
- ワイヤレス充電対応
- 連続7時間再生
- ほぼ完全な防水IPX7
- タッチ感度が甘い
- イヤホン装着感度が甘い
- ケースから取り出しにくい
- マルチペアリングが不完全
こうしてまとめてみると、少し甘い部分も見えてくるが、いずれも使い方次第でどうにかできるし、5,499円という値段を考えるとそんなもんかとも思える。
ただそんなことより、メリットのほうがだいぶ大きい。
オートストップ機能
ワイヤレス充電
連続7時間再生
ほぼ完全な防水IPX7
この安さでよくぞここまで機能を詰め込んだなと言いたい。
これだけ機能が揃ったイヤホンなら、ほんと1万円でもおかしくないのに5,000円台で実現できている。
安いイヤホンを探しているなら、「EarFun Air」はぜひとも候補にいれてもらいたい!!!
ということで、今回はEarFunの完全ワイヤレスイヤホン第2弾である「EarFun Air」をレビューしたぞ。保証が18か月もついているから安心してお風呂で使ってくれ!!!
最後まで読んでくれてありがとう。
他のイヤホンのレビューも下にまとめておいたので、参考にどうぞ。
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