あなたのスマートウォッチは何日使えるかな?
Apple Watch や GalaxyWatch 3 など素晴らしいスマートウォッチが発売されているが、機能が豊富になるほどバッテリー持ちが悪くなるのが悩ましいところだった。
そんな中で、Apple Watchに迫るほどの高機能なのに、なんと公称14日間も使い続けられるスマートウォッチが登場したぞ!!!
それが2020年11月16日にHuamiから新発売された
『 Amazfit GTR 2 』だ!!!

この Amazfit GTR2 は、Xiaomiの子会社であるHuamiから発売されているスマートウォッチで、搭載されたスピーカーによってBluetooth通話、血中酸素濃度(SpO2)測定、単体での音楽再生など、Apple Watch Series 6 並の性能を持っているのに、半額ぐらいで手に入ってしまうコスパがすごいモデルだ。
前モデルの「Amazfit GTR 」に比べて機能が大きく進化していて、デザインもすっきりとベゼルレスに生まれ変わってオシャレになったぞ。
ということで今回は、前作から大きく進化した「Amazfit GTR 2 」の実力を徹底的に検証してみたので参考にしてほしい。
Huami (華米科技Huami Technology)は、2013年に米国のニューヨーク証券取引所に上場したXiaomiのグループ企業だ。
Mibandシリーズなどの Xiaomi のウェアラブル製品のデザインと製造を担っているメーカーで、1億台ものウェアラブル製品を出荷しているそうだ。
「Amazfit」は、Huamiがミドル・ハイエンド向けに展開する自社ブランドである。

この記事は、Amazfit正規代理店 アースリボーン様から製品を提供いただいて作成してるが、遠慮なくガンガン欠点も書いていくぞ。
Amazfit GTR 2 レビュー
どんなスマートウォッチなのか?
スマートウォッチと一言に言っても、各社それぞれにできることが違っていて、モノによってはまったく別物と言えるほどの差があるんだ。
そこで、まずは、Amazfit GTR 2 にどんな機能があるのかを簡単にまとめてみた。
Amazfit GTR 2 にできること
- 14日間ものバッテリー寿命
- 最大600曲も単独再生が可能
- ワイヤレスイヤホンと接続できる
- スピーカー通話
- ストレス・睡眠モニタリング
- 24時間心拍数モニタリング
- PAI ™健康評価システム
- 血中酸素検出機能(SpO2センサー)
- 12のスポーツモード
- 気象情報やコンパス、気圧高度計
- 常時文字盤表示
- 細かくカスタムできる文字盤
- アクティビティの共有
- 5ATM(水深50m)の防水
- スマホを探す・タイマー・ストップウォッチ
- 外したらロックがかかる
- amazonのアレクサ対応
Amazfit GTR 2 にできないこと
- Googleマップなどアプリの追加
- メール返信や電話発信
- 心電図測定
- NFC決済
⇒ ノルウェーの研究「HUNT Fitness Study」によると、PAI ™スコアを100以上に維持している人は、高血圧、心臓病、2型糖尿病のリスクが低いという研究結果が出ている。この機能を使用するには、終日の心拍数モニタリングを有効にする必要がある。
HUNT Fitness Study
ノルウェー科学技術大学医学部のUlrikWisloff教授によって実施され、35年以上続き、延べ23万人以上の参加者があった研究。
⇒ 睡眠モニタリングとは、夕方の睡眠と昼寝を記録できる機能だ。
着用者が深夜から午前6時の間に眠っていることを検出すると、前日の午後6時から午前11時までの睡眠時間を夜間の睡眠時間として記録できる。
また、午前11時から午後6時までの20分以上の睡眠は、昼寝として記録される。
Amazfit GTR 2 は、Huamiの最上位に位置するスマートウォッチなだけあって、できることは多岐にわたっている。中でも通話や単独での音楽再生、音声操作(amazonアレクサに対応予定)などは、フラッグシップモデルにしかできない素晴らしい機能である。
しかも、これだけの高機能を備えておきながら、14日間も連続駆動できるバッテリーが利便性をさらに高めている。
AppleWatchやGalaxyWatch3のように、”メール返信” や ”単独での通話” といったスマホ並みの機能はないが、これらのスマートウォッチのバッテリーは数日しか持たないことを考えると、14日間もの長寿命は大きなメリットと言えるだろう。
それでは、Amazfit GTR 2 を詳しく見ていこう。
スマートウォッチ Amazfit GTR 2 レビュー
デザインとスペック
さっそく開封していこう。
虹色に輝く文字が綺麗なパッケージでワクワクするぜ。

開けてみると、中からさらに箱が出てきた。
おぉー!!!「Amazfit」の文字がオシャレにキマってる。
本体はまだか?

やっと本体が出てきた!!
真っ黒なディスプレイが仲間になりたそうにこちらを見ている。
仲間にしてあげますか?
▷ はい
いいえ

もちろんイエスだ!!! 今日から主力メンバーとして働いてもらうぞ。
セット内容はこんな感じだった。

- Amazfit GTR2本体
- 充電用ケーブル(USB-A)
- 説明書
※ACアダプターはなし
余計なものはまったくない非常にシンプルな構成だ。
日本で発売するものには、日本語対応した説明書が同梱される予定だ。
3Dカーブベゼルレスデザイン
Amazfit GTR2には、
クラシックエディション(シルバーボディ+革製ストラップ)
スポーツエディション(ブラックボディ+シリコンストラップ)
のふたつが用意されている。

今回ぼくが選んだのは、スポーツエディションで、
アルミ合金のボディに、シックなブラックが鈍く光る男前なデザインに仕上げられたモデルだ。

箱を開けると、まずベゼルレスのディスプレイが目にとまった。
余計なものがなく綺麗にまとまって、かなりスッキリとした印象だ。

実際には、端にベゼルがあるのだが、ディスプレイとの境目がほとんど分からない。
スポーツエディションだが、シンプルなのでスーツとの相性も良いだろう。

ボディ右側には、赤いカラーリングが目を引く上ボタンと、ブラックの下ボタンが搭載されている。中央は避けられているから、手首を曲げても誤作動しにくいぞ。
上ボタン>> 各種機能にアクセスできるメニュー画面
下ボタン>> 好きなアプリをワンタッチで起動
下ボタンは、好きなアプリを登録できるので、よく使う機能を登録してカスタムできる。
ディスプレイには、発色がよく自然な色味で表現できる 1.39インチの AMOLED という有機 EL (454×454) が使用されている。

AMOLEDは、液晶に比べて明るいので、屋外でもはっきりと表示されて見やすくなっている。また、表面には、指紋防止加工とoDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティグというダイヤモンドのような硬さの炭素コーティグがされているから、指紋やキズが付きにくく安心して使えるぞ。


文字盤は、57種類も用意されていて、自分で撮った写真を使った待受も可能だ。
それと、細かいところだが、一部の文字盤では表示する項目をカスタムすることができた!!!
例えば、この文字盤なら小さいメーターを「バッテリー」や「心拍数」などの別の項目に変更できた。

好きな文字盤があっても、自分がほしい項目がない場合がけっこうあるが、これなら好きにカスタムできるから地味に嬉しい機能だった。

本体の厚みは10.7mmだが、ベゼルレスなディスプレイとシンプルなデザインから、それほど厚みを感じない。
手持ちの HUAWEI Watch GT と比べても厚さはあまり変わらないが、存在感がかなり違った。このあたりは好みにもよりそうだ。

背面のセンサーの周りには段差があるが、着けていて気になるほどではなかった。
ただ、HUAWEI Watch GT も同じで、この段差部分に汚れが貯まりやすいのが残念。

Amazfit GTR2は、防水等級5ATMという完全防水仕様だ。
水しぶき、雨や雪、シャワー、スイミング、水中への飛び込み、シュノーケリングまで全部OK!!
水中50mまでの圧力にも耐えるほどの防水性をもっているから水を気にせず使えるし、汚れても丸洗いできて清潔だ。
ただし、水中やシャワーをかけると、誤作動防止のためか自動消灯されてタッチ操作ができなくなるので、水中では時計確認のみになることに注意してほしい。
交換可能なストラップで装着感も良しっ!!
スポーツエディションのシリコン製ストラップは、少し伸びるので手首を動かしても違和感がほとんどなくフィット感抜群だ。
クラシックエディションなら、本革のストラップでよりフォーマルな印象になる。

22mm幅のストラップは、止め穴が細かく開けてあって、調節がしやすいところがGOODだ!!

市販のものと付け替えも可能で、試しにHUAWEI Watch GTのストラップに付け替えてみた。
これだけで、だいぶイメージが変わるから飽きたら変えてみてもいいかもね。

22mmのバンドであれば付け替えが出来そうだ。

それにしても、GT だいぶ傷んできたなぁ
充電は磁石でポン

充電は、付属のケーブルを本体背面に取り付ければOK。
磁石が使われているから軽く合わせるだけで充電完了だ。
ケーブルも磁石がついてるから鉄製品にくっつけとけば綺麗に収納できるよ。
スペック
主なスペックはこんな感じだ。
Amazfit GTR 2 | Apple Watch Series 6 | |
---|---|---|
価格 | 29,800円~32,800円 | 47,080円~62,480円 |
サイズ | 46.4×46.4×10.7mm | 40 mm /44 mm |
重量 | 31.5g~ 39g | 30.5g ~41.3g |
ボディ素材 | スポーツ:アルミニウム合金 クラシック:ステンレス鋼 | アルミニウム・ステンレス・チタニウム |
防水等級 | 5ATM(水中50mまで防水) | 5ATM(水中50mまで防水) |
ディスプレイ | AMOLED強化ガラス 指紋防止コーティング ODLCコーティング | LTPO OLED Retinaディスプレイ |
解像度 | 454×454 ピクセル | 44mm:368 x 448ピクセル 40mm:324 x 394ピクセル |
バッテリー寿命 | 通常使用14日間 | 最大18時間 |
マイク | 〇 | 〇 |
SpO2センサー | 〇 | 〇 |
空気圧センサー | 〇 | ✕ |
心電図機能 | ✕ | 〇 |
24時間心拍数測定 | 〇 | 〇 |
eSIM対応 | ✕ | 〇 |
NFC決済(おサイフケータイ) | ✕ | 〇 |
>> 説明書をダウンロードする
ペアリング方法
スマホとのペアリングは、以下の流れで簡単にできる。
- 専用アプリ「Zepp」をインストールする
- Amazfit GTR2に表示されるQRコードを読み込む
Amazfit GTR 2 を初めて起動すると、ペアリングに使用するQRコードが画面に表示される。

専用アプリ「Zepp」を起動して、案内のとおりにアカウントを作ってログインしよう。
あとは、「Zepp」でAmazfit GTR 2 に表示されているQRコードをスキャンすればペアリング完了だ。
完了したらアップデートが始まるので、そのまま更新しよう。
ちなみに、このアプリは、1度に1台しかペアリングできないので、Amazfitを2台持ってるなら、そのたびに切り替えが必要になる。

また、ワイヤレスイヤホンとペアリングすれば、Amazfit GTR 2 に保存された曲を聴くことができるので、手持ちのワイヤレスイヤホンで試してみてくれ。
ワイヤレスイヤホンをペアリングモードにして準備しよう。

たいていのイヤホンは、近くにBluetoothをオンにした端末を置かずに、ケースから取り出せばペアリングモードになるはずだ。
Amazfit GTR 2 から以下の操作をする。
メインボタン→設定→ネットワークと接続→Bluetooth→その他のデバイスの検索をタップ

ここで、ペアリングモードにしたワイヤレスイヤホンを近くに置けば、イヤホンの名前が一覧に表示されるので、選択すればペアリング完了だ。
ちなみに、ワイヤレスイヤホンは、スポーツから音楽鑑賞まで使える「XROUND VERSA」がオススメだぞ。
⇒ 参考記事:XROUND「VERSA」をレビュー|素晴らしい音質に抜群のフィット感と最強の接続安定性をもった完全ワイヤレスイヤホン
ペアリング方法とアプリの使い方は、公式You Tubeでも説明されているから参考にしてみてほしい。
スマートウォッチ Amazfit GTR 2 レビュー
ストレスフリーな使いやすさ
2か月がっつりと使ってみて、Amazfit GTR 2 の使い勝手が分かったので、感想をまとめてみよう。
ちなみに、家の中であればスマホから離れてもずっと接続されているぞ。
操作感や通知
ディスプレイの動作はかなりスムーズで、ヌルヌルと動く様は見ていて気持ちがいい。着ける腕を設定できるから、左利きの人にも違和感が少ないはずだ。
時計が表示されている基本画面からフリックすると、以下のような操作が可能だ。
操作 | 機能 |
---|---|
基本画面から左右へフリック | PAI→活動状況→心拍数→天気→ミュージック→アラーム |
基本画面から下へフリック | 設定画面 |
基本画面から上へフリック | 通知画面 |
手首を持ち上げると、ほぼタイムラグなしに文字盤が表示される。このレスポンスの良さは快適だ。

他のスマートウォッチでは、映画館や寝室などの暗闇では、眩しくて邪魔になることもあったが、次のふたつの機能で見事に解決している。
常時表示のスマート設定
⇒寝ている間は画面点灯しないようにできる。時間帯指定もできるぞ。
シアターモード
⇒このモードだと、手首をあげても画面点灯しない。
任意でモード選択する必要がある。

スマホとほぼ同時にくる通知は、メールなら題名まで、ラインでメッセージ通知してるなら358文字まで表示が可能で、テキストならほぼすべての内容を読めるボリュームだ。
また、寝ている間は通知が来ないようにできる 自動DND や、時間帯指定、アプリ毎にオンオフできるなど、使う人の生活に合わせて知らせてくれるぞ。
スタンプや返信はできないので、あくまで ” 通知 ” 止まりなのだが、手が離せないときやスマホから離れているときに見逃すことがなくなり、かなり使える機能だった。
健康管理もしっかりと記録される
Amazfit GTR 2 には、ストレスや睡眠、心拍数からPAI ™健康評価システムなど、健康をモニタリングできる様々なシステムが搭載されている。
ストレスチェックは、安静時に5分に1回測定して記録してくれる。
寝不足で体調が悪かったときや、夜中になると数値が上がっていたから、しっかりと測れているようだ。
数値化されることで、自分の疲れを客観的に判断できるから、どんなときにストレスになっているのかを振り返ることができて生活改善に繋がりそうだ。
また、睡眠時呼吸診断もできるので、睡眠時無呼吸症候群など無自覚な症状も発見することができるぞ。医療器具ではないので、あくまで参考程度だが、毎朝起きたときに睡眠状況を見るのがやみつきになるだろう。
ただし、睡眠モニタリングの精度は初期設定ではあまり良くないので、以下の設定をすると細かいデータが取れるようになる。
アプリ⇒プロフィールAmazfit GTR 2 ⇒健康状態の監視⇒検出方法⇒「自動心拍数検出と睡眠アシスタント」を選択する
その代わり、バッテリーが大幅に消費されるとのこと。確かに減りが早くなる印象だった。
ワークアウトの精度
Amazfit GTR 2 のワークアウトには、90のスポーツモード※が用意されている。これで記録したデータは、Google Fitなどのアカウントと連携もできるぞ。
※アップデートによって、12⇒90種類へ増加した
このワークアウトの精度がすげぇんだ。
- 屋外ランニング
- ウォーキング
- 屋外サイクリング
- トレッドミル
- 屋内サイクリング
- オープンウォータースイミング
- プールスイミング
- エリプティカルトレーナー
- クライミング
- トレイルランニング
- スキー
- フリートレーニング
さてさて、ワークアウトがどれほどの精度なのか実際に検証してみた。
比較対象として、今度新発売される「Amazfit GTS 2 」と、僕が前から愛用していた「HUAWEI Watch GT」を用意。
まずは歩数計だ。
内周が790歩の公園を1周したときのそれぞれの歩数がこちら。

端末 | 表示歩数 | 誤差 |
---|---|---|
Amazfit GTR 2 | 1431歩→2225歩 | 794歩 +4歩 |
Amazfit GTS 2 | 853歩→1643歩 | 790歩 0歩 |
HUAWEI Watch GT | 895歩→1720歩 | 825歩 +35歩 |
HUAWEI Watch GTの誤差も十分許容範囲ではあるのだが、GTR 2 とGTS 2 は、誤差がたったの4歩しかなく、かなり正確な計測を示してくれた。
続いて、GPSについて。
外周640mの公園を5周(3200m)走った結果がこちらだ。

端末 | 表示歩数 | 誤差 |
---|---|---|
Amazfit GTR 2 | 3100m | 100m |
Amazfit GTS 2 | 3040m | 160m |
HUAWEI Watch GT | 2580m | 620m |
HUAWEI Watch GTが620mも誤差が出ている中、GTR 2 とGTS 2 ともに、わずか100mほどしかズレておらず、実に正確なGPS性能だった。
この程度のズレであれば、長距離走っても大丈夫そうだ。



ほかにも、サイクリングモードでも試してみたぞ。
速度が出ているのに正確にトラッキングされていて、小さな道路のどちら側を通ったのかも分かるほどの精度だったのは驚いた。
今回の検証によって、Amazfit GTR 2 のワークアウトは、ほとんど誤差がでない正確な測定で、かなり信頼がおける性能と分かった。
マラソンやトライアスロンにも使えるほどの性能で、ほとんどの人のニーズに答えることができるんじゃないだろうか。
ちなみに、ワークアウト中に、バックグラウンドで別のアプリを使うこともできるぞ。
バッテリー持ち
今作のバッテリーは、約60mAh容量アップして471mAhになったが、前モデルより10日も短い公称14日間駆動になっている。
これは「Amazfit GTR 2 」に、通話や音楽再生などが新たに搭載されたからで、同じように比べるのがそもそも間違っているかもしれない。
むしろ、これだけの性能で14日も使えるのは素晴らしいと言いたい。
では、はたして、どれくらいバッテリーがもつのか?
届いたその日からの次の条件で電池残量を記録してみたぞ。
- 時計盤照度オート調整
- 健康状態の監視(自動心拍数検出と睡眠アシスタント)
- 自動DNDオン
- ストレスチェック5分毎
- 通話を受ける
- アプリ通知一日20件
- 睡眠時呼吸の質モニタリング
- 自動心拍数検出10分間隔
- Bluetooth常時接続
- 常時表示6:30~22:00
- 画面自動オフ30秒
日時 | 使用した機能など | バッテリー残量 |
---|---|---|
11月23日 0時00分 | 使用開始 | 100% |
11月23日 10時00分 | 音声通話30秒 | 未計測 |
11月24日 10時00分 | サイクリング45分 | 未測定 |
11月24日 13時40分 | ー | 81%(-19%) |
11月25日 8時40分 | ー | 71%(-10%) |
11月25日 10時00分 | サイクリング35分 | 67% (-4%) |
11月26日 10時50分 | ー | 43%(-24%) |
11月26日 22時10分 | ー | 35%(-8%) |
11月27日 10時00分 | ー | 27%(-8%) |
11月27日 22時00分 | ランニング30分 | 8%(-9%) |
11月28日 0時50分 | ー | 7%(-1%) |
11月28日 9時00分 | ー | 0% |
公称14日間駆動よりもかなり短くなってしまったが、ディスプレイ常時表示とストレスモニタリングを使っていることでかなり消費していたようだ。スポーツや通話をしたり、いろんな設定をイジったりと、かなり頻繁に触っていたが、5日と9時間使うことができたので、悪くない性能ではないだろうか。
また、メーカーの測定条件で確かめてみたところ、一日で10%ほど消費したので10日間は使えそうだ。頑張れば公称14日間駆動も出来なくはなさそうだが…
追記:常時表示をオフにして、ワークアウトなし、ほぼ通知のみの使用状況で2か月くらい使ってみたが、やはり1週間ほどでバッテリーは限界になってしまって、2週間は厳しいようだ。
仕様ほど持たなくて残念だが、それでも1週間も使えるので、気づいたときに充電すれば良く、毎日つけたままでOKなのは、ずぼらなぼくにピッタリなスマートウォッチだった。
- 音声アシスタント機能オン
- 終日着用する
- 心拍数を常にオン
- 睡眠モニタリングとBluetooth通話を週30分
- イヤホン音楽を週30分
- 運動(GPS)を週3回30分
- 手首を上げて画面を1日30回点灯
- 1日150回のメッセージプッシュ
- 1日2回の血中酸素検出
ちなみに、GPSを使うと、1時間で8%ほど消費するみたいなので、スポーツモードは連続12.5時間使うことができるようだ。
実際にそこまで使ったわけではないのでわからないが、仕様の連続48時間測定はちょっと厳しいのではないだろうか…
次に、Amazfit GTR 2 を使った通話や音楽再生でのバッテリー消費も調べてみたぞ。
検証内容 | バッテリー残量変化 |
---|---|
スピーカー50%5分間通話 | 92%→91% (-1%) |
スピーカー10%15分音楽再生 | 91%→88% (-3%) |
音量50%イヤホンで15分音楽再生 | 88%→85% (-3%) |
スピーカーを使った場合は、どの機能も5分で1%ほど消費しているようだ。
ここから計算すると、スピーカーやイヤホンは、1時間で12%を消費し、理論値で8時間20分(500分)連続使用できるようだ。
最後に充電してみたら驚きの結果になった。
なんと、10分間の充電で30%も急速充電ができたのだ!!!
つまり、たった10分の充電で1日半も使うことができるんだ。
これは素直にすげぇ…
これなら充電し忘れていても、出かける準備の間だけ充電すれば、余裕で1日もってくれるはずだ。
ちなみに、フル充電までは1時間ほどかかった。
着信や音楽再生

Amazfit GTR 2 の右側にはスピーカーが搭載されている。
スピーカー通話や最大600曲が保存できるストレージ(3GB)によって、単独で音楽も聴くこともできる。

このスピーカーの最大音量は、スマホの60%くらいのボリュームで、音割れや刺さりなどの歪みがなく安定していた。
高音質とは言えないまでも、とてもスマートウォッチの小さなスピーカーから鳴っているとは思えない品質だ。
これなら音楽や通話に申し分ない性能と言えるだろう。
試しに走行中の車内で通話してみたところ、スマホのスピーカーホンで話しているような感じで、まったく違和感なく通話が可能だった。
相手側にも騒音は聞こえず、実に快適だ。
ただ、不満もある。
スピーカーの穴が下向きに設置されていることだ。
このせいで、手首を上げると腕で穴がふさがれ、音がこもってしまうのだ。

次回はぜひ上向きにつけてほしい。
ちなみに、ワイヤレスイヤホンをつなぐと、Amazfit GTR 2 とワイヤレスイヤホンだけで音楽を聴ける。
毎回手動でペアリングする必要があるが、イヤホンから操作も可能だし、スマホを持たなくていいから身軽にスポーツができるのは嬉しい。

あとはNFC決済さえできれば、完璧だったんだが…
音声アシスタントAlexaにも対応している
Amazfit GTR 2 は、Amazonの音声アシスタントAlexaにも対応しているぞ。
さっそく試してみたら、Amazfit GTR 2の機能を呼び出したり、SwitchBotと組み合わせれば、テレビの操作や照明のON-OFFなどスマートウォッチから操作することができた。
スマートアイテムを増やして、ぜひ試してみよう。
スマートウォッチ Amazfit GTR2レビュー
音楽や会話が自由になるアイテム
さて、最後にAmazfit GTR 2 の 良いところ と 気になったところ をまとめてみよう。

GOOD
- Apple Watchなどに比べたら安い
- ベゼルレスでシームレスなデザイン
- 単独で音楽再生ができる
- スピーカーで通話が可能
- 高機能なのに最大14日間も使える
- ワークアウト(GPSなど)が正確
- なめらかな操作感
- ストラップが柔らかく細かく調節できる
- 文字盤カスタムができる
- アプリが使いやすくストレスがない
BAD
- 29,800円は少し手を出しにくい
- スピーカーが下に搭載されてこもりやすい
- 音声アシスタントが未実装
これまで1週間ほどAmazfit GTR 2 を使ってみた。ちょっとバッテリーが仕様より短くなりそうだが、完成度が非常に高く快適に使えるスマートウォッチという印象だ。
クラシックエディションが32,800円、スポーツエディションが29,800円となかなか手を出しにくい価格ではあるが、Apple Watch S6やGalaxy Watch3に比べると安く、コスパがいいと言えるだろう。
専用アプリ「Zepp」の使い勝手もいいし、通話や音楽、健康管理など価格に見合った素晴らしい機能で、確実に生活を豊かにしてくれる良い相棒になってくれるぞ。
Apple Watchなどバッテリー持ちが心配だった人
まだスマートウォッチを使ったことがない人
そんな人には、ストレスなく使えるAmazfit GTR 2 をぜひオススメしたい。
ということで今回は、非常に完成度が高いスマートウォッチAmazfit GTR 2 を徹底的にレビューしてみたぞ。
もし気になっているなら、せひチェックしてみてほしい。
それでは今回は以上だ。
ばいば~い。
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