冬の寒い日には、ほっとするような暖かい食べ物が恋しくなります。
コンビニや飲食店で食べるおでんや豚の角煮って、むちゃくちゃ味がしみて美味しいですよね。冷えた体をじんわり暖めてくれます。
そんなお店の味を再現するためのグッズが『圧力鍋』です。
先日、ついに我が家にも圧力鍋さんがやってきました。
今回買ったのは、ティファールの圧力鍋『クリプソミニットイージー6Lタイプ』
これまで圧力鍋って、『爆発しそうで怖いし、重くて洗うのが面倒だから使いたくない』って思ってたんですが、この『クリプソミニットイージー』はそんな不安を見事に解決してくれる素晴らしいキッチンツールでした。
正直、早く買えばよかったと思えるくらいオススメです。
ということで、本記事ではティファールの圧力鍋『クリプソミニットイージー6Lタイプ』をレビューしていきます。
ちなみに圧力鍋は、通常の鍋での調理に比べて長時間の加熱に弱いビタミンCを壊しにくい特徴があって、ティファールの調査では、なんと+80%もビタミンCをキープできているらしいですよ。
ティファール圧力鍋クリプソミニットイージーのスペック
ティファールのクリプソミニットイージーは、4.5Lと6Lのタイプがあって、今回ぼくが購入したのは6Lのものでした。
この他にも、クリプソミニットイージーの上位機種としてクリプソミニットパーフェクトもありますよ。(パーフェクトには、タイマーとガラス蓋が追加されています。)
まずは、簡単にスペックをみていきましょう。
製品名 | クリプソ ミニット イージー | クリプソ ミニット イージー | クリプソ ミニット パーフェクト | クリプソ ミニット パーフェクト |
---|---|---|---|---|
容量 | 4.5L | 6L | 4.5L | 6L |
製品サイズ(W×D×H) | 370×250×180mm | 370×250×220mm | 370×250×190mm | 370×250×230mm |
製品重量 | 2,200g | 2,300g | 2,250g | 2,350g |
圧力レベル | 65kPa/114℃ | 65kPa/114℃ | 65kPa/114℃ | 65kPa/114℃ |
付属品 | 中かご、中かご台、 レシピブック (39種類) | 中かご、中かご台、 レシピブック (39種類) | クリプソミニットシリーズ専用タイマー、 圧力鍋用ふた、中かご、中かご台、 レシピブック (39種類) | クリプソミニットシリーズ専用タイマー、 圧力鍋用ふた、中かご、中かご台、 レシピブック (39種類) |
ティファール圧力鍋クリプソミニットイージーの外観と付属品
ティファール(T-fal)は、世界で初めて「こびりつかない」(=ふっ素樹脂加工)フライパンを発明したことで有名なフランスの調理器具メーカーです。
新しい発想をもとに多くのヒット商品を世に出している同社が開発したのが、今回の『クリプソミニットイージー』です。
同梱品には、本体の他に蒸し料理用の内なべと38種類のレシピが載っているレシピ本、説明書が入っていました。
4Lタイプなら、このまま食卓に出しても違和感なく置けるくらいオシャレです。残念ながら今回購入した6Lタイプは、さすがにデカくて合いませんでしたが。
鍋はステンレス製で内側には、目盛りが刻印されていて簡単に分量が分かるようになっています。鍋の内側に目盛りがあるのは、使ってみると意外と便利。
蓋はワンタッチのギミックが組み込まれていて、なかなかオシャレな仕上がり。この蓋は加圧中は絶対に蓋が開かない安心設計です。
蓋の重量は974gで約1kgあるんですが、ワンタッチで簡単に外れるので数値ほどの重さは感じさせません。
鍋の底は、made in Franceの刻印と美しい模様が描かれていて高級感があります。
こういう見えないところのこだわりがカッコいいですね。ちなみに、底面はステンレスとアルミニウム3.4mmの3層構造で保温性に優れています。
こちらが、説明書とレシピ本です。これには圧力鍋の簡単な使い方と注意事項が図解で分かりやすく説明されています。使用前に一度読むことをオススメします。
蒸し料理用の中鍋。まだ試してはいませんが、これで手軽に蒸し料理ができます。
クリプソミニットイージーをオススメする5つのポイント
クリプソミニットイージーのオススメポイントは以下の5つになります。ここからは、それぞれを詳しくみていきます。
- 片手でカンタン開閉
- 軽くて女性でも扱いやすい
- 保証期間は圧巻の10年
- 両手鍋ならではの使いやすさ
- お手入れも収納もカンタンな構造
片手でカンタン開閉に感動した
なんといってもクリプソミニットイージーの一番の特徴は、この片手でできる開閉です。画像を見たらわかるとおり、ほんとにカンタンに開くことができます。
圧力鍋の不満点でよくあがるのが、”蓋の開閉のしにくさ”です。
閉まりにくい蓋のせいで、圧力鍋を買うのをためらっていた方も、このクリプソミニットイージーの開けやすさに感激すること間違いなしでしょう。
圧力鍋は、その特性上蓋がしっかりと閉まらないと機能しません。もし、完全に閉まっていない場合はしっかり圧力がかからなかったり、最悪蓋が飛んでしまうこともありえます。
しかし、クリプソミニットイージーの蓋なら、置いて取っ手を戻すだけなので、蓋がはまらないことはあり得ないので安心ですよね。
クリプソミニットイージーは軽くて女性でも扱いやすい
クリプソミニットイージーは、これまでのティファールの圧力鍋に比べて30%軽く作られています。実際にお店で他社製品と持ち比べてみましたが、明らかに重さの違いが分かりました。
ほぼ同じ容量のパール金属は3.58kgに対して、クリプソミニットイージーは2.3kgと圧倒的に軽く作られています。こんだけ軽いので鍋の移動やお手入れがすごくやりやすかったです。
クリプソミニットイージーの保証期間は圧巻の10年だ
普通の保証期間は1~5年程度が多いですよね。
圧力鍋が強いパール金属ですら1年保証なのに対して、このクリプソミニットシリーズは、なんと10年保証なんです。10年ですよ!?
10年も保証してくれるのはありがたいですよね。ティファールの自信がうかがわせる保証期間です。
ちなみに、この保証には消耗品は含まれていませんが、それはどこのメーカーの保証も同じなので問題はないかと思います。
対象外:パッキング、ハンドルなどのプラスチック部分、圧力調節おもり、付属品
定番とは違う両手鍋ならではの使いやすさ
圧力鍋の定番の形って、片手鍋ですよね。
でも片手鍋は、コンロにかけるときに縦にしか置けないから反対側の持ち手が奥側になってしまい、熱くて持てないなんてことに。結局取っ手を両手で持たないといけないので、すごく重く感じてしまいます。
さらに、取っ手が邪魔でシンクに入らないことありませんか?他の食器と一緒にシンクに入らないので、二度洗いするはめになります。
その点、クリプソミニットイージーは両手鍋なので簡単に取っ手を持てますし、シンクにも収まりやすいんです。すごくスムーズに調理と片付けができますよ。
クリプソミニットイージーはお手入れも収納もカンタンな構造だ
クリプソミニットイージーの蓋は単純な構造で、内側のパッキンを簡単に取り外しできます。取り付けもカンタンでノンストレスです。
セレクター(圧力調整おもり)を外してみました。少し押し込むと簡単に取り外しができました。使っていると、ここに具材がつまることがありますので、たまに外してキレイにしましょう。
また、ぼくは注意書きが貼ってあるのが嫌なので、使う前にはがしてしまいます。
たまに、剥がした跡が残っちゃうことがあって意外と大変。しかし、クリプソミニットイージーはプラスチックシールでしたので、キレイに剥がせました。
本体は、ステンレスでフッ素加工はされていません。
多少こびりつきがありますが、フッ素加工とは違って、たわしでごしごし洗うことができるので耐久性は抜群です。
さらに、金属たわしを使用できると説明書にも記載されていますので、どうしても取れないときは金属たわしでごしごしすることも出来ます。
また、鍋のふちには画像のようにロックするための返しがつけれているんですが、これのおかげでスープが鍋の側面に流れていくことがないのが地味に便利です。
収納時に蓋を閉めて密閉すると、臭いが気になる人もいるかと思いますが、クリプソミニットイージーは画像のように蓋を反対にして収納することもできますので、臭いがこもることはありません。
クリプソミニットイージーは圧力が65kPa固定なのが残念
圧力鍋で有名なパール金属では、圧力を2段階(60kPaと100kPa)に調節できる機能がありますが、クリプソミニットイージーは段階調節できません。
とはいえ、65kPaの圧力は、クックパッドなどの多くのレシピは60前後の圧力での調理を想定してることから、十分な能力だとも言えますので、使っていて不便に思ったことはなかったです。
クリプソミニットイージーを使ってみた
使い方は公式の動画を見るのがわかりやすいです。
どうでしたか?すっごく簡単ですよね。
では、さっそくクリプソミニットイージーで調理してみます。
付属のレシピ本のとおり、カレーを作ってみました。
圧力鍋に1/3水を入れます。圧力調理中は、中火で10分間に200ml蒸発するらしいので、それを計算していれましょう。
その中に食材をすべて投入して、セレクター(圧力調整おもり)を圧力なべマークに合わせて中火でコトコト煮込みます。
安全ロックピン(赤色)があがるまで、このまま待ちます。時間はだいたい5分ほどで上がりました。
ちなみに、この状態になると蓋をあけられないようにロックがかかる安心設計です。
安全ロックピン(赤色)が上がったのを確認して、しばらくするとセレクターから蒸気がでてくるので、『シュー』という音とともに絶えず蒸気が出始めたら加圧調理開始です。
あとは弱火にして5分ほど煮込みます。
5分たったら、火を消します。このとき、中ではまだ加圧されて煮込まれている状態なので、火を止めても料理は続いています。
時間がない場合は、セレクターを回して圧力を解放するか、外から水道水をかけて温度を下げると、圧力が下がって蓋が開けられます。
出来上がりがこちら。
なんと!完成した写真を撮り忘れるという大失態に食べたあとに気づきましたw 後日、なにか作ったら載せますね。
問題の味のほうですが、お肉は柔らかく、ジャガイモやニンジンもほろほろで美味しすぎました。
口の中でお肉がとろけてなくなるほどの柔らかさで子どもたちにも大好評でしたよ。
クリプソミニットイージーは逸品だった
今回はじめて圧力鍋を買ってみましたが、大成功だったと思います。
高圧(100kPa)での調理はできませんが、それを補ってあまりあるほどの機能が満載で、調理も味も片付けもすべてにおいて大満足の品でした。
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