どうも。Amazfit のスマートウォッチに魅せられているディズ(@_MONOGREAT_)です。
最近のスマートウォッチには、血中酸素濃度測定 や 常時心拍数測定 、睡眠モニタリング、ワークアウトなど健康管理に役立つ機能が多く搭載されているよね。
しかし、Apple watchのようなハイスペックなモデルほど、危険な現場や寒冷地など過酷な環境での使用をためらってしまうのでは?
そんな中、2021年3月23日、Huamiから軍用規格テストに合格するほどタフネスなスマートウォッチ
「Amazfit T-Rex Pro」が新発売された。
Amazfit T-Rex Pro は前作の T-Rex の後継機にあたり、過酷な環境でも問題なく動作する素晴らしい耐久力を持っていて、測位システムや耐水圧などがグレードアップした。
その他にも、18日間連続使用できるバッテリーや、血中酸素濃度測定などの健康管理、細かく設定できるワークアウトなど便利な機能が搭載されている。
価格は28,800円。
前作のT-Rexから1,000円UPしたが、2~3万円クラスのアウトドアウォッチとしては、最高レベルの機能を搭載していてコスパに優れたモデルといえるだろう。
というわけで今回は、そんなAmazfit T-Rex Proの使用感について詳しくレビューしていく。
今回は、オーバーサイズやスポーティーなコーディネイトに似合うスマートウォッチ。Amazfitシリーズでワークアウトやアウトドアに特化したモデルだね。
Huami(華米科技Huami Technology)は、2013年にニューヨーク証券取引所に上場したXiaomiのグループ企業。Mibandシリーズなどのウェアラブル製品のデザインと製造を担っているメーカーで、年間1億台も出荷しているそうだ。「Amazfit」は、Huamiがミドル・ハイエンド向けに展開する自社ブランドである。
この記事は、Amazfit正規代理店 アースリボーン様から製品を提供いただいて作成してるが、遠慮なくガンガン欠点も書いていくぞ。
Amazfit T-Rex Proのデザインと付属品
「Amazfit T-Rex Pro」は、15種類の軍用規格に合格した超耐久スマートウォッチ。
危険な作業現場や寒冷地でも安心して使えるタフネスボディだ!
スマートウォッチ本体はマットな質感で、前モデルを踏襲したG-SHOCKライクなデザイン。
ベゼルに金属溶射という金属の粉末を噴射し堆積させる特殊なコーティングを施してあり、ポリカーボネート製のボディでありながら、まるで金属のような印象を受ける。
カラーは、グレイ/ブラック/ブルーの3パターン。
T-Rex のアーミー感が抜けたいい感じのデザインになった。
グレーやブルーは女性にもウケそうなカラーだね。
ディスプレイは、文字盤デザインを反映した常時表示が可能な1.3インチHD画質の有機EL(360×360)AMOLED
を採用。表面には「強化ガラス+指紋防止コーティング」がされていて、触ってもほとんど指紋がつかない。
屋外での視認に問題はなかったが、同じ有機ELであるAmazfit GTR2よりも暗く直射日光だと少し見にくい。
ディスプレイには、メールやラインなど設定したアプリの通知が届いたときは、メールなら題名が、ラインならメッセージのテキストのみが表示される。手が離せないときに、サッと概要を確認できるので、重要なメッセージのみにコミットすることができる。
ちなみに、画面保護フィルムも売られているようなので、心配なら貼っておこう。
裏面の感知部は、肌に押し付けるために1㎜ほどせり上がっていて、確実に心拍数などを計測できるようになっている。
この段差に汚れがたまるのをどうにかしてもらえるといいんだけど…
重さはバンドを合わせて59g。
GARMINなどに比べるとやや重めだが、本体にポリカーボネートを使用しているため、見た目に反してかなり軽くて快適だ。
サイズは47.7×47.7×13.5mmで、アウトドアウォッチにしては薄く仕上がっているが、寝るときはぶ厚い本体が気になる場面もあったので、そのあたりは割り切りが必要だ。
柔らかいシリコン製バンドで装着感に定評があるAmazfitのスマートウォッチ。
Amazfit T-Rex Pro もフィット感は良好で、普段使いでもスポーツでも違和感なく使えた。留め具や本体に金属が使われていないため、金属アレルギーでも安心だ。
バンド止めには、ストッパーがあって、バンドが外れないのもポイントが高い。
バンド止めがいつの間にか外れて、バンドが「てろ~ん」ってなるのが悩みだったんだよね。これ、地味にすごいイノベーションだ。
Amazfit T-Rex独自タイプのバンドは、取り外しに六角レンチが必要なので、付け替えがしにくいのが残念。
数は少ないが、替えバンドも販売されているので、好みのバンドに取り換えることもできる。
連続再生時間が、ノーマルユースで18日間、ヘビーユースで9日間とバッテリー性能はまずまず優秀。特にGPS連続稼働時間は、前作の T-Rex の2倍である40時間となって長時間の活動記録が可能になった。
Amazfit T-Rex Proのパッケージ内容は以下の3点。
- Amazfit T-Rex Pro本体
- 専用充電ケーブル
- ユーザーマニュアル
シンプルな内容で最低限必要なものだけになっている。
専用充電ケーブルは、裏面の感知部に少し近づけるだけで、磁力で貼りつき簡単に接続できる。スマホのようにわざわざ端子に挿し込む必要がないので、暗闇でもすぐに充電できる。
ただし、ACアダプターは付属しないので、別途用意しよう。
ちなみに、失くしたときは互換ケーブルもあるよ。
Amazfit T-Rex Pro の特徴や機能
Amazfit T-Rex Pro には数多くの機能があるが、特徴を厳選して紹介するよ。
軍用規格テストに合格した強靭なボディ
15種類にも及ぶ軍事グレードテストにすべて合格した Amazfit T-Rex Pro は、次のような耐久性を持っている。
- 耐熱性(使用可能温度 70℃~-40℃)
- 耐湿性(240時間耐久)
- 耐塩性(塩水噴射96時間耐久)
- 耐氷性
- 耐凍製
- 耐衝撃性
さすがにすべての耐性を確認するわけにはいかないが、これだけの耐性があれば Amazfit T-Rex Pro が壊れるより先に、人がどうにかなってしまうだろう。
4つのグローバルナビゲーションによる迅速かつ正確な測位
Amazfit T-Rex Pro のグローバルナビゲーションは、
メインにGPS(アメリカ)
サブにGLONASS
(ロシア) / BeiDou
(中国) /Galileo
(ヨーロッパ)
を使用し、GPS + サブ1つを組み合わせて測位している。
前作のT-Rex までは、GPS + GLONASS のみだったが、新たに2つのシステムが加わったことで、より正確な測位が可能になった。どの組み合わせを使うか任意で設定できるので、たとえ海外でも地域に合わせて最適な選択をすることができるのだ。
さっそくワークアウト:サイクリングで試したときのデータがこちらだ。
Amazfitシリーズのアクティブトラッキングの精度はかなり正確で、T-Rex Proも驚くほど正確なデータをとってくれた。
詳しくデータをみてみると、車道か歩道のどちらを走行したのかが分かるほどの正確さで、小さな道路を横断したことまでしっかりと記録されていた。
その他にも、速度チャートや1㎞/5㎞のラップタイム、心拍数の推移、運動効果の評価など細かなデータを見ることができて、これを見るだけでもなかなか面白い。
測位能力はまさしく優秀で、自信をもってオススメできる性能だ。
ちなみにそれぞれの位置情報誤差は以下のとおり。ヨーロッパのGalileoが一番正確らしくオススメ。
グローバルナビゲーション | 位置情報誤差 |
---|---|
GPS | 5~10m |
GLONASS | 10~25m |
BeiDou | 10m |
Galileo | 1m |
水中でも操作できる
Amazfit T-Rex Pro は、ディスプレイ周囲にある4つの物理ボタンで全操作が可能だ。
これを使えば、手袋での操作や、タッチパネルでは反応しない水中でも操作ができるため、ダイビングなどのマリンスポーツや危険な現場作業に大活躍するだろう。
タッチ操作でもカクつくことなくスムーズで、薄い手袋なら操作できるほどレスポンスが良い。
基本操作は以下のとおりだ。
操作 | 効果 |
---|---|
上にスワイプ (DOWNボタン) | アクティビティやスケジュール、天気などの一覧表示 |
下にスワイプ (UPボタン) | 懐中電灯、端末を探す、シアターモードなどの設定画面 |
右にスワイプ | 通知一覧 |
左にスワイプ | 全機能へのアクセス |
さらに、SELECTボタンには、好きな機能を一発で呼び出せるクイックスタート機能を搭載。
キッチンタイマーやストップウォッチ、ワークアウトなど登録しておけば、たとえ手袋をしたままでも簡単に起動できてすごーく便利なんだ。
血中酸素飽和度(SpO2)の測定ができる
最近、注目されている血中酸素濃度(SpO2)測定ができるのもAmazfitシリーズの特徴のひとつ。
測定には手動で起動して40秒~50秒ほどかかるが、毎日測定することで、普段の自分の健康状態を把握できて、普段は気付かない変化をいち早く察知できるなど、健康管理に非常に役立つ機能だ。
血中酸素濃度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれる ヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して調べた値だ。
簡単に言うと、血の中にどれだけ多くの酸素が溶け込んでいるかを表す数値である。
健康な人であれば、96%~99%の数値を示すが、90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった状態(呼吸不全)になっている可能性がある。体調が悪くなると、この数値が低下していくため健康管理のひとつのバロメーターとして使える数値である。
さらにAmazfit T-Rex Pro独自の機能として、標高3000m以上になると自動で測定するように通知されるようにもなっている。
まぁ、富士山の頂上付近でのみ反応するレアスキルなんだけどwww
その他の便利機能
Amazfit T-Rex Pro には、他にも次のような便利機能もついている。
- 好きな画像で作れる文字盤
- 常時心拍数測定
- PAI ™健康評価システム
- 睡眠/睡眠時呼吸モニタリング
- 100種類以上のワークアウト
- 運動検出によるワークアウト自動起動
- 1週間の天気予報
- 音楽コントロール
- スマホを探す
- 常時表示/シアターモード
- アラーム/コンパス/気圧高度計/懐中電灯/ストップウォッチ/キッチンタイマー
Amazfit T-Rex Pro の使用感をレビュー
ここからは、 Amazfit T-Rex Pro を使ってみて感じたことをまとめてみた。
良かったポイント
まずは、これはいいぞっと思ったポイント。
- 頑丈で気を使わなくていいおしゃれアイテム
- 細かな設定ができるワークアウト
- 18日使い続けられるスタミナ
- 音楽コントロールでYouTubeまで操作できる
- バンド止めが外れない
- 水中でも使える物理ボタン
- 4つのナビゲーションによる正確な測位データ
- 100ATMの防水性能
- 軽くて快適な装着感
おしゃれアイテムとしても良き
衝撃に強い頑丈なベゼルで守られているため、普通の時計ではつい気にしてしまうときでも気兼ねなく普段使いできる T-Rex Pro。
前作よりもミリタリーテイストが抜けて、よりオシャレなデザインに進化したため、普段のオシャレアイテムとしてもいい感じ。ファッションの外しとして、ワンポイントで入れてもいいデザインで、女性が使っても面白いアイテムだ。
ワークアウトが進化している
Amazfit GTR2などのワークアウトと比較して、運動中の設定項目が大幅に増えていた。
例えば、ピッチアシスタントを使用して、1分間当たりの歩数を設定すると、片足をつくタイミングを振動で教えてくれる。
他にも画面をワークアウト時のみ常時表示にしたり、各種データをリアルタイムにグラフにしたり、3Dデータモードによって高度を考慮した正確なデータ収集できるなどなど。
データ記録のみではなく、運動に役立つアシストを行ってくれる相棒的な存在で、本格的にデータ収集を行いたい人には、かなりおすすめできる性能だ。
18日間使い続けられるスタミナ
T-Rex Proのスタミナもかなり優秀なようだ。
スマートウォッチで面倒なのって、”充電による着け外し“があるよね。
わざわざ充電のたびに外さなければいけないのはストレスだし、外出先では充電すらできない。そんな面倒な充電を極力減らしてくれる長時間駆動は、これからのスマートウォッチに求められる重要な性能だと言える。
そんな中、T-Rex Proはノーマルユースで18日間、ヘビーユースでは9日間駆動するスタミナを持っている。
実際にためしてみたところ、ノーマルユースで16.5日間、ヘビーユースで4日間使い続けることができた。
ヘビーユースは実験よりも厳しい設定だったので、短くなってしまったが、これだけバッテリーがもつならかなり優秀な性能だ。
Applewatchの駆動時間が18時間ということを考えれば、2週間も使えてかなり優秀なバッテリー性能だよね。
ちなみに、15分で4日間分の25%充電、70分でフル充電できた。
スキマ時間にちゃちゃっと充電が終わるよん。
残念だったポイント
続いて、残念だったところをまとめてみた。
- NFC決済や通話、メール返信はできない
- 屋外だと若干暗いディスプレイ
- バンドの取り換えがしづらい
NFC決済や通話、メール返信はできない
Apple watchをはじめとするハイエンドなスマートウォッチでは、NFCによる電子決済や、ウォッチ単体での通話やメール返信などが可能でスマホのような機能を持っている。
だがしかし、T-Rex Proには、それらの便利な機能は搭載していない。おサイフケータイのように電子決済ができると、何も持たずにランニングできたんだが…残念。
Amazfit T-Rex Proのペアリング方法
Amazfitのスマートウォッチのペアリングは、以下の流れで簡単にできる。
- 専用アプリ「Zepp」をインストールする
- Amazfit GTR2eに表示されるQRコードを読み込む
ペアリング方法とアプリの使い方は、公式にYou Tubeでも説明されているから参考にしてみてほしい。
アプリで読み込むだけだから簡単だよ。
Amazfit T-Rex Pro レビュー
ワークアウトを重視するならオススメのスマートウォッチ
この記事では、軍用仕様のタフネスなスマートウォッチ「Amazfit T-Rex Pro」をレビューしてみた。
- 頑丈で気を使わなくていいおしゃれアイテム
- 細かな設定ができるワークアウト
- 18日使い続けられるスタミナ
- 音楽コントロールでYouTubeまで操作できる
- バンド止めが外れない
- 水中でも使える物理ボタン
- 4つのナビゲーションによる正確な測位データ
- 100ATMの防水性能
- 軽くて快適な装着感
- NFC決済や通話、メール返信はできない
- 屋外だと若干暗いディスプレイ
- バンドの取り換えがしづらい
そんなAmazfit T-Rex Pro は、次のような人におすすめだ。
- ダイビングなどのウォータースポーツを楽しみたい人
- 寒冷地や危険な現場で働く人
- スポーツやトレーニングなど本格的に運動データを取りたい人
- オシャレアイテムとしても普段使いしたい人
軍用規格をクリアした頑丈なスマートウォッチなので、ぶつけることを気にせずガンガン使っていけるT-Rex Pro は、有名なGarminやSuuntoに比べて安いにも関わらず、アウトドアウォッチとして非常に役立つ機能が満載でコスパ優秀なモデルと言えるだろう。本格的かつリーズナブルなアウトドアウォッチを探しているなら、Amazfit T-Rex Proを選択肢に入れてみてはいかがだろうか?
今なら万が一、満足いかなかった場合は、30日以内なら使用済みでも全額返金できるから安心だ。
ということで今回は以上。ディズ(@_MONOGREAT_)でした。
ばいば~い。
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