どうも。ディズ(@_MONOGREAT_)です。
ランニングの記録とったり、スマホを出さずに音楽を楽しむ、そんな生活を叶えてくれるガジェットが『スマートウォッチ』ですが、その代表格といえば『Apple Watch』ですよね。
でもApple Watchやその他のスマートウォッチは『バッテリーが持たない』という大きな弱点がありました。
毎日充電するのはめんどくさいし、旅行先や出張までわざわざ充電器を持っていきたくない。しかも、あまりオシャレなものがない…
と、今まで買うのをためらっていたんですが、そんな悩みを解決してくれるスマートウォッチが登場しました。
それがHuaweiの『HUAWEI WATCH GT』です。
このスマートウォッチの魅力は、なんといってもHuawei独自のデュアルエンジン低消費電力システムにより、2週間も充電なしで使い続けられる持続性とそのオシャレなデザインです。
スポーツの計測やスマホからの通知に加えて、常時脈拍を計測して睡眠診断までしてくれます。
しかも、それでいて価格は18,800円と非常にコスパが良く、ビジネスシーンでも使えるデザインのスマートウォッチなのです。
ということで、今回はHUAWEI WATCH GTを1ヶ月使ってみて感じたことを徹底レビューしていきます。
果たしてHUAWEI WATCH GTの実力やいかに!?
後継モデルとしてHUAWEI Watch GT2が登場しています。
こちらは、さらにパワフルなバッテリーに音楽再生までできちゃう進化バージョンで、WATCH GTとの違いは、『音楽再生&通話ができるスマートウォッチHUAWEI WATCH GT2が登場!前作との違いをまとめました』でまとめていますので、参考にしてください。
スマートウォッチは2種類ある
まずはスマートウォッチについて、少しお話します。スマートウォッチは、使う人の目的によって大きく分けて2種類あります。
スマホと同じように使いたい人向けのもの
電話やメール返信、音楽などアプリをダウンロードして様々なことが可能になるOSが組み込まれています。
主なスマートウォッチは、こちら。
アップル『watchOS』
Google『Wear OS by Google』
サムスン『Tizen』
これらのスマートウォッチは、スマホと接続することで様々なことが行える反面、どうしてもバッテリー持ちが悪くなってしまいがち。
基本的には毎日充電が必要で、良いものでも4日程度しか連続使用はできません。
スポーツや健康維持に使いたい人向けのもの
このタイプは、スマホとの接続を通知程度に留めておくことで、長時間使用することが可能。
スマートウォッチを使ってスポーツや健康管理をしたい人や毎日充電をしたくないという人に向いてます。
このタイプのスマートウォッチはこちら
ガーミンの『vivoactive3 Music』のような単体で音楽が聞ける機種がでてきていますので、両者の違いは今後なくなっていくのではないかと思われます。
HUAWEI WATCH GTの外観と付属品
HUAWEI WATCH GTは、スマートフォンで有名なHUAWEI社が作ったスマートウォッチで、HUAWEI独自のOSによる超長時間使用が可能となっています。
さっそく中身を見ていきましょう。箱に収まる姿がすでにカッコいいですね。これなら、このままプレゼントしても良さそうな箱です。

セット内容は、本体と充電クレードル&type-Cケーブル、説明書のシンプルな構成。

本体のベゼル部分は、セラミックとステンレスで出来ており、プラスチックのようなチープさはなく、高級感があります。

ベルトは表面に本革、肌と触れる内側には柔らかいシリコンを使用することで、長時間の装着でも肌に負担が少ないものになっています。


ビジネスシーンでも活用できる落ち着いたデザインにも関わらず、スポーツにも違和感なく使えます。

充電クレードルには磁石が内蔵されているので、充電するときはカチッと合わせるだけでOK。

充電アダプターは付属していません。
初期設定の方法





HUAWEI WATCH GTの画面は昼間でも見やすい有機EL
ガーミンのような高性能なスマートウォッチはありますが、画質が悪くてチープな印象になってしまうのが、どうしても気になっていました。
しかし、HUAWEI WATCH GTは、高精細な有機ELカラーディスプレイです。

これにより、リアルな表示が可能になっていてアナログ時計がまるで本物のように表示することができます。
また、昼間の視認性も良く、問題なく読み取ることができます。

自動点灯モードにすると、腕を上げる動作で画面が表示されます。

HUAWEI WATCH GTのGPSを検証
HUAWEI WATCH GTは、世界中で利用可能な3つの衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo)を搭載し、より正確に、より速く位置を計測することでスポーツのデータを収集してくれます。

このGPSは、ワークアウトを選択したときのみ作動する仕組みで電池消費を抑えてくれます。

ワークアウトは10種類!
その他にも『ランニングコース』という4種類のランニングメニューが用意されています。
まるでパーソナルトレーナーかのようにトレーニング管理をしてくれるんですよ。
ランニングコースでは、独自のセンサーとスマートAIアルゴリズムを組み合わせたHUAWEI TruSeen 3.0™により、心拍数が低すぎたりした場合バイブでお知らせしてくれます。それによって適切なスピードを維持して効果を高めてくれます。
ランニング / ランニングマシーン / ウォーキング / ハイキング / クロスカントリー / サイクリング / エアロバイク / プール / オープンウォーター / トライアスロン
さて、今回はそんなワークアウト時のGPS精度を確かめるためにいろいろ試してみました。
ウォーキングで測定距離の誤差を確認
一周640mの公園でウォーキングして正確な距離がでているかを確認しました。


以下がそのときのデータです。


実際の距離 | 計測距離 | 誤差 |
---|---|---|
400m | 360m | -40m |
500m | 460m | -40m |
600m | 570m | -30m |
640m | 610m | -30m |
940m | 920m | -20m |
1280m | 1270m | -10m |
1920m | 1890m | -30m |
計測結果を見てみると、誤差は-40~-10m程度であることがわかります。
さらに注目すべきところは距離を伸ばしても誤差が大きくならないこと。この結果から、かなり正確に距離計測がされていることが分かりますね。
サイクリングで経路を確認
ワークアウトでは、自分が通った道を記録してくれます。
ということで、次はサイクリングモードで経路が正しく計測されるかを確認してみました。スマホアプリで確認すると以下のような結果に。
細かい道を通ってもしっかりと認識しています。
信号で止まったところは、スピードが0になっています。
結果の詳細は、このようになりました。
他の方のレビューを見てみると、経路が飛んだりしているものがありましたが、ぼくは購入してから飛んだことは今のところありません。おそらく、アップデートで強化されたんじゃないかな~と思います。
ハイキングで高度計も試してみたが…
先日、家族で下益城郡美里町にある日本一の石段3333段に挑戦してきました。


そのとき、ちょうどよかったのでハイキングモードで高度を測定することに。
しかし、なんと情けないことに、たった1000段で息子が根を上げました(´Д`;)登ったのは200mほど。


仕方なくそのまま階段を降りていきました。
所要時間1時間弱…
高度の正確性については、石段の標高差は620mで途中階段ではなく坂道があることも考えると、1000段地点はだいたい200mくらいであってるのかも?


んーこれは正確には測定できませんでした。ごめんなさい。
HUAWEI WATCH GTのバッテリー実力
HUAWEI WATCH GTは、通常使用で14日間持つバッテリーが大きなの魅力の一つです。省電力モードなら、なんと30日間も持ちます。
そこで、本当に14日間バッテリーが持つのか詳しくデータをとってみました。
- 使用開始 4月14日0時 100%
- ランニング 4月16日 45分
- ランニング 4月18日 37分
- ランニング 4月24日 32分
- 4月24日の22時頃 残り10%の通知
- 4月25日13時頃 残り2%
結果としては、平均して約2.5時間で1%減る計算で、最終的に10.5日間使えました。
仕様には少し届きませんでしたが、10日間以上使用できたので、使い方次第では14日間いけそうですね。
ちなみに、ワークアウトでは以下のような電池消費です。どうやら動きが早いほど減りが早いようです。
ランニング → 15分で1%消費
ハイキング → 14.5分で1%消費
サイクリング → 9分で1%消費
HUAWEI WATCH GTの睡眠診断が楽しい
ハーバードメディカルスクールCDBセンターによって検証済みのHUAWEI TruSleep™2.0によって、睡眠状態を感知して睡眠診断が可能になっています。


睡眠状態を感知して、レム睡眠と深い睡眠、浅い睡眠の割合を測定して点数をつけてくれます。
驚いたのが、入眠時間と起床時間がピッタリで、夜中におぼろ気に起きたことさえもしっかりと記録されていたこと。どうやっているのか分かりませんが、かなり正確に睡眠状態を測定できているようです。
さらに、睡眠結果にあわせて、ハーバード大学医学大学院の動的生体指標センターから200以上のアドバイスがもらえます。毎朝それを確認するのが楽しくなりますよ。


ちなみに、3時間以下の睡眠は昼寝として記録されます。なんと、たった13分の昼寝のときでも、しっかりと記録されていました。
HUAWEI WATCH GTレビューまとめ
HUAWEI WATCH GTは、スマホのようになんでもできる存在ではありませんが、確かなGPS性能と超長時間バッテリー、睡眠診断やワークアウトなど、十分満足できるオススメの良品でした。
気になる方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
新たにアクティブモデルとエレガントモデルが追加!
今までは、スポーツモデルとクラシックモデルの2種類でしたが、新たにアクティブモデルとエレガントモデルが追加されました。



特にエレガントモデルは、今回から新たに登場した42mmのサイズなので女性にオススメのモデルです。
さらに、リニューアルされたことに伴って、アップデートが実施され、フェイスが13種類から23種類になりました。
→2020年3月21日現在、80種類以上デザインが増えています。
今後もどんどんアップデートされて使い勝手が良くなってくれることを期待してます。
追記:HUAWEIAppGallery開始に伴うヘルスケアアプリの更新
2020年2月24日にHUAWEIが発表した『HUAWEIAppGallery』は、Googleから脱却するためにHUAWEIが作ったアプリストアです。
HUAWEI watchGTもその影響を受けていて、AppGalleryでヘルスケアアプリを更新しないと使えなくなりました。
アプリを開いても使えない場合は、『HUAWEIAppGallery』をインストールして、ヘルスケアアプリを更新しましょう。
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