こんにちは。ワイヤレスイヤホンのマニアになりつつあるディズです。
新たなワイヤレスイヤホンはないかなっといろいろ物色していたら、素晴らしいイヤホンに出会えたので、さっそく情報共有したいと思います。
今回のワイヤレスイヤホンは、クラウドファンディングで資金調達に成功した製品で、5000円以下の低価格にも関わらず、ハイエンドモデルに搭載されるようなノイズキャンセリングや無線+急速充電などの素晴らしい機能を備えた逸品です。
それがこちら! earfunの「EarFun Free」です。

ということで、今回はEarFun Freeの各機能についてレビューしていきます。
最新ワイヤレスイヤホンを価格ごとにまとめた「【2020年新発売製品順次対応】最新の完全ワイヤレスイヤホンから価格別に徹底スペック比較|おすすめ16機種厳選」も参考にどうぞ。
EarFun Freeのスペックと外観
セット内容はこのようになっていまして、必要最低限の内容です。

- イヤホン本体
- ケース
- USB-Cのケーブル
- イヤーピース(S,M,L)
- 説明書(日本語対応)
では、詳しく見ていきましょう。
ケースとイヤホン
ケースは縦38mm×横78mm×厚さ30mmでかなりコンパクト。
しかも、イヤホン入れてもたったの60gでほとんど重さを感じません。
第二世代ってやつ?

充電端子はUSB-Cです。

カラーはホワイトとブラックの2色。

今回はブラックを選択しました。つや消しでよごれが付きにくい表面になっています。
側面には電池残量を知らせる4つのLEDがついていて、約2時間でフル充電できます。

ケースは4回分充電できますので、ケース併用で合計30時間は再生可能です。
イヤホン本体は、earfunのロゴをあしらったシンプルなデザイン。

イヤホン本体は、完全防水のIPX7です。
汚れても水洗いできるので、スポーツに最適ですね。
LEDがついていますが、ケースから出し入れするときしか光りません。ボタン部分は柔らかい素材で作られていて、ちょっとチープな印象ですね。
このデザインならホワイトにすればよかったと少し後悔っ…ಠ_ಠ
初回ペアリング方法
初回ペアリングは驚くほど簡単です!
なんと、ケースから取り出してスマホ側で検索するだけで、初回ペアリング完了です。イヤホン側での操作は必要ありません。


次回からは、ケースから取り出すだけでペアリングされます。
では、さっそく装着!


実際に装着してみたところ、イヤーピースの圧迫感がかなり少ないことに気付きました。
Mサイズを使っていますが、耳への負担が少ないので、着け心地が軽く楽ですね。
それでいて密閉性も取れていて、外音をしっかりとシャットアウトできているので、数千人の耳を研究したのは伊達じゃないなと感じます。
ボタン操作
ボタン操作は、物理キーです。
耐久性が少し心配ですが、ボタンを押すとカチっとした反応があり、タッチパネルとは違い、確実に操作できるので使いやすいです。
操作できる機能は、基本的な操作は揃えてあるので問題なく使えます。
GoogleアシスタントやSiriの呼び出しも可能です。
操作機能 | Right | Left |
---|---|---|
電源オン | 1s長押し | 1s長押し |
電源オフ | 4s長押し | ー |
音楽再生 | 再生/停止 1回 押す | 再生/停止 1回 押す 次へ 2回 押す 前へ 3回 押す |
ハンズフリー通話 | 出る/切る 1回 押す | ー |
音声アシスト | 2回 押す | ー |
EarFun Freeの仕様
Bluetoothバージョン | 5.0 |
---|---|
Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
イヤホンバッテリー容量 | 50mAh |
イヤホンのバッテリー寿命 | 最大6時間(音量レベルとオーディオコンテンツによって異なる) |
イヤホン充電時間 | 約1.5時間 |
ケースのバッテリー容量 | 500mAh イヤフォンフル充電約4回分 |
ケースの充電時間 | USB-C約2時間 ワイヤレス充電約2.5時間 |
入力 | DC5V / 1A |
材料 | ABC、PC、TPU |
総重量 | 60g (充電ケースを含む) |
イヤホン重量 | 5.5g |
リスニング距離 | 15mまで |
防水性 | IPX7(水中で30分間浸水なし) |
EarFun Freeのノイズキャンセルの実力発揮
EarFun Freeには、MEMSマイクロフォンにノイズキャンセル機能がついています。これにより、通話が快適になるはずです。
さっそく、通話を試してみました。
以前soundPEATSで通話したときは、近くを走る車の音が入ってきて、かなり雑音がうるさかったのに対して、EarFun Freeでは車の音はかなり抑えることができていて、ほとんど聞こえなくなりました。
とはいえ、スマホほどのクリアさではないので、相手は多少聞きづらいときもあります。
もし仕事で使いたいと考えている方は、相手の機嫌を損ねないためにも、ちゃんとしたヘッドセットがいいと思います。
オススメとしては、日本プラントロニクスの ワイヤレスヘッドセットVoyager5200で通話性能が良いと評判の機種です。
基本的にワイヤレスイヤホンは、構造的にはマイクが一つしかないため、スマホのようなクリアな音声は難しいのが現状のようです。
ということで、ノイズキャンセルについては過度な期待はせずにおまけ程度に考えておいてください。
ここで言うノイズキャンセルとは、通話のときに自分の周囲の音をカットして相手に届く雑音を抑える機能です。
※音楽の音質が良くなるような機能とは別モノです。
EarFun Freeは充電がスゴい
ワイヤレスイヤホンでよくある不満が、イヤホンのバッテリー切れによる待ち時間です。
そんなデメリットを克服したのがEarFun Freeです。
まず、イヤホン単体で連続再生が6時間という長寿命を誇ります。
驚くことに、映画3本分がまるまる再生可能なのです。
実際に2.5時間ほど使ったときには、残量が60%ほどまでに減りました。計算するとだいたい6時間ほど使えるようですね。
さらに、なんと10分充電で1時間使える急速充電にも対応しています。
フル充電なら1.5時間です。
イヤホンよりも先に人間が疲れてしまいそうなバッテリーですよwww
さらにさらに、ケースの充電はワイヤレス充電に対応しています。
Qi規格対応ワイヤレス充電器に置くだけで、2.5時間でフル充電します。
これはめちゃくちゃ便利ですよ。
これで5000円以下なんてコスパ最強すぎるでしょ。
EarFun Freeは接続性能が抜群
EarFun Freeの接続性能には、ほんとにビックリさせられました。
スマホとの接続がすごく早くて、耳に着ける前に「Connected」のメッセージが流れるので、メッセージを聞くのが難しいレベルで全然待たされません。
さらに公式サイトでは、直線距離15mまで通信可能とありますが、実際に試してみたところ、なんと直線約35mまで安定して音楽を聞くことができました。
soundPEATSなら21mまでしか届かず、(これでも十分スゴいですが…)離れると音切れが頻繁に発生するのに…
ちなみに、通話だと15mまで離れても途切れずに使用できました。

注意なのが、片耳モードが右のみであること。ぼくは、右を充電しながら左を使うっていう使い方をしていたので、これが出来なくなってちょっと残念。6時間のバッテリーがあるんで使い切ることはないんですがねwww
さらに、人が多いところでの接続安定性も気になるところですよね。
そこで、先日熊本にOPENしたばかりのSAKURA MACHI Kumamoto-サクラマチ クマモト-まで行ってみました。
今、熊本で一番人が集まるところです。


引用:https://www.google.com/amp/s/www.nishinippon.co.jp/item/n/543232.amp
さすがに開館当時ほどではないものの、人がいっぱいいる中、一時間ほどポクポク歩いてみましたが、まったく途切れることなく全館踏破できました。
極めつけは電子レンジです!
なんと、こいつ。電子レンジの真横で使ってもまったく途切れないんです!
ありえますか?これ?
ありえるんです!そうEarFun Freeならね!
これなら、大抵のところなら問題ないのではないでしょうか?
EarFun Freeの音質は聞きやすくて疲れにくい
音質はバランス良く優しい音ですね。
AACコーディック対応で低音も強すぎず程よくでており、高音域もシャカシャカ感はなく、聞きやすくて疲れにくい音です。
音の定位は、こちらの動画を使ってテストしました。
前後左右奥行きとしっかりと聞き取れて、遠近感もしっかりと確認することができます。途中ズレることもなく十分な性能ですね。
音の発生箇所のこと。前後左右上下のさまざまな位置から流れる音によって立体感を感じられる
さすがに、SONYなどハイエンドモデルと聴き比べると、若干クリアさに欠けるような印象ですが、聴き比べないと分からないレベルで、単体で聞く分には問題ない音質と言えます。
残念な点は、動画で一瞬の遅延が感じられるところ。
そこで、今回もこちらの動画で遅延のチェックをしてみたところ、目測ですが0.2~0.3秒ほどのズレがあるようです。
コーディックをSBCに切り替えたら0.1~0.2秒ほどに抑えられました。
動画だとほとんど問題ないものの、音ゲーなどタイミングがシビアなゲームには向かないかなと思います。
ここまでは、かなり優秀だっただけに非常に残念です。
ちなみに、通話に関しては遅延はまったく分かりませんでした。
EarFun Freeは低価格なのに機能は優秀!2019年ベストバイだ
ここまでのEarFun Freeについてまとめてみます。
- ノイズキャンセル機能付きのMEMSマイクロフォン
- 完全防水のIPX7でスポーツに最適
- イヤホン単独での連続再生6時間
- ワイヤレス充電と急速充電で待たせない
- Bluetoothの接続性能が抜群すぎる
- 遅延が0.2~0.3秒ほどある
- 片耳モードが右のみである
総合的にみて、5000円以下の価格帯でここまでの高機能であれば、かなりコスパがよく優秀と言えるのではないでしょうか。
遅延については、タイミングがシビアな用途以外の普段使いにはまったく問題ないですし、片耳モードもバッテリーが6時間保つので大丈夫です。
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