コロナ禍の現在、デスクワークによる腰痛や肩こりの解消に、”ゲーミングチェア“が注目されていることはご存知だろうか?
長時間ゲームを楽しむためのゲーミングチェアは、まさにデスクワークにピッタリだということで、一部の商品では売り切れになるほど人気が上がってきているんだ。
そんな中、世界中のeSPORTS大会で公式に選ばれているメーカーでもある DXRacer が製造しているゲーミングチェア「Valkyrie」を手に入れたので、さっそく使用感をレビューしてみる。
DXRacer をはじめ、ゲーミングチェアはどのメーカーも高額なので、使用感をしっかり確認したいけど、実際に座ることはできないし、Amazonレビューなど読んでもいまいち分かりにくいと感じている人も多いのではないだろうか?
この記事では、1日10時間デスクワークするぼくが、実際に座ってみた効果や質感、なぜValkyrieを選んだのか、気になる疑問点についてまとめてみた。ゲーミングチェアの購入を検討している人には、きっと参考になるのでぜひ見ていってほしい。
実際に座って分かった!DXRacerのValkyrieはこんなゲーミングチェアだ
自宅でくつろいでいた、ある日のこと。
メタルギアソリッドに出てきそうな巨大な段ボールが運ばれてきた。
そう。これが Valkyrie (重さ20㎏)だ。
これを1人で2階まで上げたんだけど、んまーーーーーーどえりゃあ重かった!!!
たぶん女性1人で運ぶのは難しいので、もし運ばなきゃいけないなら応援を呼んだほうがいいかも。
さっそく開封して、これが…
こうなった。
Amazonレビューによると、臭いがするイスもあるみたいだが、Valkyrieは臭くなかった。
デザインはまさにゲーミングチェアって感じ。意外と質感がいいので、写真で見るより実物のほうがさらにカッコよく感じる。
DXRacerの刺繍が立体的で高級感がある仕上がりになっているのも好感がもてる。
さっそく座ってみた。
身長174cm体重70㎏股下78cmで、下半身がっちり・短足の典型的な日本人タイプのぼくが座るとこんな感じだ。
下半身が大きめなぼくだけど、左右のサポートでお尻をしっかりと包み込んでくれてなかなかのフィット感。底板がなくゴムベルトで支えているので、底打ち感は皆無で柔らかい座り心地だ。
ゆったりとした座面なので全然窮屈じゃないのもいい。
椅子の上であぐらもかけるくらいゆったりしてるよ!!
腰と首に取り外し可能なクッションがあって、背骨のS字に合わせて配置すれば自然と正しい姿勢をキープしてくれる。
1週間ほどValkyrieに座って作業をしてみたところ、腰がしっかりとサポートされてるから腰痛が明らかに軽減された!!
この記事を書いている今も座っているが、快適に作業ができている。
腰痛持ちの人にはかなりおすすめなので、ぜひ試してもらいたい座り心地だ。
リクライニングは、135°+15°(ロッキング機能)で最大150°くらいまで無段階で傾けることができる。他メーカーでは180°まで倒れるモデルもあるが、倒れすぎると安定感が不安だし、休憩するならこれぐらいの角度で十分だ。
非常に安定しているので、万が一にも倒れる心配はなく安心してくつろげるぞ。
座面の高さは46cmから56cmまで調節可能で、高身長の人でも難なく対応できる。
ぼくは足が短いので座ったときに床につくか心配だったが、最低からちょい上の位置でちょうどいい感じになった。
一般的な椅子も高さ45cmで作られているので、もし心配なら近くの椅子に座って確かめてみるといいよ。
クッションの硬さは、ソファや一般的な椅子に比べると硬めな高反発タイプで、これだけしっかりしていれば、経年劣化でヘタることもなさそうだ。
座面にはパーフォレイテッドレザーという穴が空いたPVC製レザーが使用されていて通気性が良いのが特徴だ。
この素材についてDXRacerに問い合わせてみたところ、普通は硬いはずのPVC製レザーを柔らかく仕上げ快適性を上げていて、PU製レザーのように加水分解を起こさないため、少なくとも3~5年ほどは耐用できる素材とのこと。実際にさまざまな人がかなりの頻度で利用しているeSports施設で使用されているモデルでは5年以上経過しているが、剥離などなく使用できているそうだ。
確かにこのパーフォレイテッドレザーに座ってみると、柔らかくしっとりとした質感の肌触りで、通気性が良く熱がこもらないので、長時間座っていても快適に作業ができた。
ただ、背中にはPU製レザーが使われていて、こちらの通気性はそこまで良くない。不快になるほどではないものの、どうせなら背中までパーフォレイテッドレザーだったら良かったかな。
Valkyrieの魅力のひとつは、この柔らかくて快適なアームレストだ。
高反発なクッションが使われていて、長時間肘を置いても全く痛くならない。しかも、高さだけでなく前後左右に細かくポジション調整できるようになっていて、そのときの姿勢に合わせてピッタリなポジションをとることができるんだ。
たとえば、先端を内側に向けると、キーボードを打つ腕を支えてくれて長時間のデスクワークでも疲れにくくできる。
逆に、外側に向けると、リクライニングでリラックスした体勢で読書やゲームをしているときにサポートしてくれる。
これだけで肩こりがかなり改善されるから、可動できるアームレストはむちゃくちゃオススメだよ!!
なぜDXRacer Valkyrieを選んだのか?
ぼくが以前使っていたのは、ニトリで15,000円ほどで販売されていたデスクチェアで、使っているうちにいろいろと不満がでてきていた。
- 動くとギシギシと音がなる
- 座面のクッションがヘタり、ボルトが当たって痛い
- キャスターの動きが重くて動きにくい
- アームレストが固く、位置を調整できない
結局、このデスクチェアは引っ越しとともに捨ててしまい、つい最近までリビングの硬い椅子で作業をやっていたんだけど、案の定、腰痛と肩こりでつらい日々を過ごすことになってしまった。
そこで、環境から見直そうと目を付けたのが、DXRacer のゲーミングチェア Valkyrieだったんだ。
今回、DXRacerのほかにも、有名なAKRacingや、日本メーカーのバウヒュッテ、Amazonの売れ筋ランキング1位のGtracingなどいろいろと比較検討してみた。
DXRacer | AKRacing | バウヒュッテ | Gtracing | |
---|---|---|---|---|
モデル名 | Valkyrie | Pro-X V2 | G-530 | GT002 |
価格 | 49,800円 | 54,321円 | 55,000円 | 17,800円 |
構造 | スチール・アルミ | スチール | スチール | スチール |
重量 | 20.7 kg | 28㎏ | 19.7kg | 22 kg |
耐荷重 | 110kg | 150㎏ | 約100kg | 136kg |
カラー | 白/赤/青/金 | 白/赤/青/灰 | 緑/赤/青/黒 | 紫/緑/灰/白/赤/青 |
精度 | 精度が高く不具合は少なそう | 不具合が多い・臭いが強い | 精度が高く不具合は少なそう | ネジ穴の精度・着座の安定感・耐久性に不安あり |
座面幅 | 幅380㎜×奥行520㎜ | 幅390㎜×奥行550㎜ | 幅350㎜×奥行500㎜ | 全幅673㎜×奥行511㎜ |
座面素材 | パーフォレイテッドレザー(PVC) | 高耐久仕様PUレザー | ファブリック(ポリエステル) | PUレザー |
座面の底面 | ウェービングベルト | ウェービングベルト | スチール | スチール |
座面高さ | 46-56cm | 45~52cm | 40~45cm | 42~50cm |
リクライニングの角度 | 135°+15°(ロッキング) | 180°+12°(ロッキング) | 135°+ロッキング | 165° |
クッション厚み | 10cm | 13cm | 11cm | 10cm |
ヘッドレスト位置調整 | 不可 | 不可 | 4段調節 | 不可 |
推奨身長 | 170cm~185cm | 記載なし Valkyrieと同等 | 154cm~177cm 高身長の人には不向きかも | 155cm~180cm |
キャスター素材 | PU | PU | ナイロン | 記載なし |
アームレスト可動範囲 | 3D(上下前後回転) | 4D(上下左右前後回転) | 4D(上下左右前後回転) | 上下のみ |
保証期間 | 1年保証 | 3年保証張地(レザー・クロスの摩耗・劣化、昇降機構の故障については1年保証) | 1 年保証 | 1 年保証 |
それぞれを詳しく見てみると、それぞれの特色が分かってきた。
AKRacingは、機能や構造に工夫が多く見られ、自信の3年保証がついたザ・ハイエンドモデルといったところだが、価格もそれなりに高くなってしまう。バウヒュッテは、低~中身長向けでファブリック素材が使われていることが特徴で、意外とAKRacing並みの性能を持っている低身長向けのメーカー。Gtracingは、製品精度に不安はあるもののほかのゲーミングチェアと比べると格段に安くなっているので、とりあえず試しに買ってみようって人に良さそうだった。
DXRacerは、アームレストの可動域や座面底にウェービングベルトが使われるなどハイエンドモデル並みの構造をしていて、座面にパーフォレイテッドレザーのような通気性のあるレザーを使っているゲーミングチェアは他に類がない。AKRacingに見劣りしない性能なのに価格は控えめなので、本物の快適性が欲しいがコストもなるべく下げたいといったぼくみたいな人に適している。
なぜぼくがDXRacerにしたのかっていうと、次の4つのポイントがあったからだ。
- 汚れに強く通気性がいいパーフォレイテッドレザー
- 体型にあったモデルがあった
- 底打ちしない座面で長期間ヘタらなそう
- 精度にバラつきが少なそう
結果的には、座り心地も良くて大満足だった。
それぞれについて、すこし捕捉する。
通気性がいいパーフォレイテッドレザー
Valkyrieは、座面に「パーフォレイテッドレザー」が使用されている唯一のゲーミングチェアだ。
このパーフォレイテッドレザーは、表面に無数の穴を開けて通気性を持たせたPVC製レザーなので、蒸れずに使えるだろうと思ったことが理由のひとつだ。
PU製レザーだと加水分解で何もしてなくても劣化してしまうが、PVC製レザーなので長く使えて汚れにも強いので、長期間の使用に期待ができそうだ。他にも肌触りがよく放熱性も高いファブリックを使ったバウヒュッテもあったが、汚れや毛玉、糸ほつれなどが気になったので除外した。
体型にあったモデル
ゲーミングチェアには、各メーカーでさまざまなサイズやフィット感のモデルが用意されていて、DXRacerでも7モデルが展開されている。
モデル名 | 特徴 |
---|---|
フォーミュラ (スタンダード) | 6つのシリーズ中でスタンダードのサイズ・形状で、細身の体型の方から普通の体型の方向け (推奨身長155cm~175cm) |
ドリフティング (ワイド) | 背もたれの高さがスタンダードモデルよりも低く、座面幅が広く奥行きのあるワイドモデル (中~高身長向け) |
レーシング (ハイバック) | 背もたれの高さがスタンダードモデルよりも高く、比較的背の高い方にフィットしたモデル 緩やかなホールド感の座り心地が特徴 (高身長向け) |
ヴァルキリー (ハイバック) | レーシングシリーズとキングシリーズの中間サイズで、日本人の標準的な身長向け (推奨身長170cm~175cm) |
キング (ビッグ) | 背もたれ・座面とも一番大型サイズのモデル がっちり・大柄体型の人におすすめ (推奨身長175~190cm) |
クラシック (フットレスト) | フットレストのついたビッグモデル (推奨身長170cm~185cm) ※現在取り扱いなし |
クイーン (コンパクト) | 女性や小柄な体型の方でも、ぴったりフィットするコンパクトサイズ (推奨身長150~170cm) ※現在取り扱いなし |
Valkyrieは、最大モデルのキングシリーズと、背もたれが高いレーシングシリーズの中間のスペックで、ハイバックでしっかりと体を包み、日本人の平均身長(170cm~175cm)を対象としたゆったりと座れる座面が特徴のシリーズだ。
標準体型なぼくにとって、Valkyrieが一番フィットしそうなモデルで選択の後押しになった。
他のモデルも検討したが、キングシリーズは、アメリカンビッグサイズということで、標準体型のぼくには大きすぎてフィット感が損なわれそうだったし、レーシングシリーズは、座面がほぼフラットでホールド感が少なそうだし、座面高が49cmからで高すぎたので除外した。
底打ちしない座面
DXRacerのゲーミングチェアには、座面の裏に強化ゴム製ウェービングベルトが使われている。
これのおかげで、クッションが底板と体に挟まれてヘタることもないし、適度な弾力性があって快適な座り心地を生む。底板がないので、座ったときに硬い感触がしないようになっている。
いろんなメーカーのゲーミングチェアを探してみたが、ウェービングベルトが使われているチェアはあまりなく、貴重な選択肢のひとつだった。
精度にバラつきがあるか
ゲーミングチェアは、Amazonレビューをみているとモノによっては、ねじがハマらなかったり、臭いがきつかったり、うまく組み立てられないなどアタリハズレがあるようだった。
DXRacer の製品は、そういうレビューが比較的少なかったので、はずれを引く可能性は低いと判断した。実際に今回組み立ててみたが特に問題なく組み上げることができた。
よくある悩みを解決!! DXRacer Valkyrieを手に入れるまで不安だったこと
Amazonレビューなどには不安になることも、ちらほら書かれていて、Valkyrieが実際に手元に届くまで心配だった。そこで、 Valkyrieの購入を検討している人のためによくある悩みについてまとめておく。
壊れている・偽物が届くかもしれない
Amazonでは、偽物が届いたとか、明らかに使用感があるものが届いたなど心配なレビューを見かけるが、これはどうやらメーカーではなくAmazonが販売を行っている商品を購入したことが原因のようだ。
もし、Amazonで購入するなら、販売者が正規代理店である「ルームワークスオンライン」を選択しよう。
もし不良品が届いても、注文履歴から販売者に返金・交換処理を行うことができるし、それで解決しない場合はAmazonに直接相談すれば対応してくれるので、心配しなくても大丈夫だ。
また、万が一の返品などのトラブルを極力避けたいなら”公式サイトからの購入“が一番オススメだ。公式サイトなら1年保証もしっかり受けられるし、Amazonと同じ送料無料で購入できる。もちろん偽物が届くことはありえないから安心だ。
送付先の入力などひと手間かかるが、返品のほうがはるかに大変だから、後々のことを考えると楽だと思うよ。
組み立てができるか
DXRacerのゲーミングチェアは、組み立てる必要があって、ちゃんとできるか不安な人もいるかと思うけど、難しくはなかったので、女性一人でもできると思う。
組み立て方法は、イラストと日本語で説明されていたので誰でも迷うことはないだろう。基本的に付属の六角ボルトで組み立てすればOKだけど、手作業だと少し時間がかかるので、電動ドライバーがあると楽だ。
シャオミの電動ドライバーなら、便利かつスタイリッシュでオシャレだよ。
DXRacerのゲーミングチェアValkyrieで快適な座り心地を体験しよう
最後にDXRacer Valkyrieの特徴をまとめてみる。
- ゲーミングチェアっぽいカッコいいデザイン
- パーフォレイテッドレザーでお尻が快適
- ほどよくフィットしてゆとりがある座面
- 安定感があるリクライニング
- 5年以上長期間使用できる
- 姿勢に合わせて可動できるアームレスト
- 重くて運ぶのに苦労する
- 背中には多少熱がこもる
はじめてのゲーミングチェアで高額だったので失敗しないか心配だったが、実際に使ってみると、腰痛や肩こりがかなり改善されて大満足の結果だった。
ここ1週間ほど触れてみてDXRacerValkyrieは、メーカー推奨よりもさらに多くの人に使いやすいモデルだなっと感じた。具体的には次のような人に向いていそうだ。
- 標準からやや大柄の体型で160cm以上の人
- 肩こりや腰痛を改善したい人
- 価格よりも品質を優先したい人
- 熱や湿気が気になる人
- 5年以上長く使いたい人
座面を一番下まで下げると、一般的な椅子とほぼ同じ高さなので、高すぎて足がつかないという人はあまりいないだろう。また、56cmまで上げることができるので、高身長の人にもベストな高さを提供することができる。横幅は比較的ゆったりしているので、体格が小さい人には少し広すぎるかもしれないが、あまりフィット感が強すぎても窮屈に感じるので、個人的にはちょうど良いように感じた。
ハイエンドモデル並みの構造で高額だが、その分満足度もかなり高いので、確実に快適な椅子をコストを抑えて選びたいならおすすめできるゲーミングチェアだった。もしあなたも長時間のデスクワークで消耗しているなら、環境を変えてリフレッシュしてみてはいかがだろうか?
Valkyrieなら、きっと力強い味方になってくれるはずだ!!!
ということで、今回は以上、ディズ(@_MONOGREAT_)がお送りしたぞ。
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