どうも、ワイヤレスイヤホンを知ったらコード付きに戻れなくなったディズ(@_MONOGREAT_)です。
突然ですが、音楽聞くときのイヤホンってどうされてますか?
ぼくはいつもドラマや音楽を完全ワイヤレスイヤホンを使って楽しんでいます。
スマホとBluetoothで接続して音楽や動画を楽しめる完全ワイヤレスイヤホン。
コードレスなので、コードが服に触れるときのノイズや、断線とは無縁でコードにまつわるストレスが一気に解消されます。
特にスポーツする人にとっては必需品と言える存在となってきています。
そんな完全ワイヤレスイヤホンですが、
- バッテリー持ちが悪い
- 音質が良くない
- 通話すると雑音がひどい
など改善すべき点が、まだまだ残っているのも事実です。
しかし、そんな問題を改善した素晴らしいイヤホンが日本のイヤホンメーカーであるAVIOT(アビオット)から発売されました。
その名も『AVIOT TE-D01g』
以前レビューしたSoundPEATSのTrueShiftも高性能で大満足なイヤホンなんですが、AVIOT TE-D01gはTrueShiftにはない機能をもった超高性能な製品にも関わらず、価格は9000円以下とコスパ最高なイヤホンなんです。
AVIOT TE-D01gは、初めて完全ワイヤレスイヤホンを買うけど、下手に安いものを買って失敗したくない人に、ぜひオススメしたい製品です。
ということで、今回は完全ワイヤレスイヤホン『AVIOT TE-D01g』を徹底レビューしていきます。
最新ワイヤレスイヤホンを価格ごとにまとめた「【2020年新発売製品順次対応】最新の完全ワイヤレスイヤホンから価格別に徹底スペック比較|おすすめ16機種厳選」も参考にどうぞ。
AVIOT TE-D01gの外観と付属品
ワイヤレスイヤホンの市場で、中国や韓国のメーカーが勢力を増してきている状況の中、日本発の高性能なモノを作る 新しいメーカーとして設立されたのがAVIOT(アビオット)です。
そんなAVIOTから2019年5月にリリースされたのが『AVIOT TE-D01g』
完全ワイヤレスイヤホンの弱点であった『接続安定性』と『バッテリー持ち』を向上させイヤホン単体で10時間の超長時間使用を可能としました。さらに『CVCノイズキャンセリング』まで備えることで、完全ワイヤレスイヤホンの課題を大きく改善させたすんごーくハイスペックな製品です。
それでは、さっそくセット内容からみていきましょう。
- 収納ケース
- イヤホン
- USB Type-Cケーブル1本
- 標準イヤピース 各サイズ1色1ペア S/M/L
- ウレタンフォームイヤーピース 各サイズ2色1ペア S/M
- ユーザーマニュアル
- 製品保証登録カード
セット内容はいたってシンプルなんですが、遮音性が高いカナル型のイヤーピース(標準イヤーピース)に加え、他では見たことがないイヤーピースが入っていました。
それが、ウレタンフォーム素材のイヤーピース
このウレタンフォーム素材は、耳の形状に合わせて収縮することで高いフィット感と没入感が得られるとのこと。
着けるときに少し手間取りますが、確かに外音がしっかりと遮断されて、音質がシリコンよりもさらに高まることが実感できます
イヤホン本体は黒、ボタン部分がシルバーでデザインされ高級感があります。電源onでボタン下のLEDがわずかに光ります。
『L・R』の表示はあるものの、どちらの耳にもフィットして使うことができます。
装着すると耳よりも少し外側に出てしまうが、接触しても簡単に耳から外れるようなことはありません。
カラーは5種類。ホワイトやピンクのような珍しい色もあって女性にもよく似合います。
重さは片方5g。ワイヤレスイヤホンの標準的な重さですね。
完全ワイヤレスイヤホンは、その小ささゆえに手から転げて側溝に落ちちゃうなんてこともあります。
しかし、AVIOTなら、片方なくしても単品購入が可能です。
- イヤホン・・・4000円
- 収納ケース・・・4880円
さらに、TE-D01gは完全防水の『IPX7』です。
雨や汗はもちろんのこと、お風呂の中でさえも使用できるので使う場所を選びません。
お風呂でゆっくり映画鑑賞や音楽を聴きたい人にピッタリです。
1mの水中に30分つけても浸水しないという防水性能。
お風呂や水辺での使用にも耐えられる完全防水だ。
収納ケースは、イヤホンと同じく側面にAVIOTのロゴが刻まれています。
特にAVIOTがこだわったのが、ケースのサイズ感。
ケースは縦4.3cm×横4.5cm×奥行3.1cm。手のひらにすっぽり収まるサイズで、40gと軽いので持ち運びにストレスを感じません。
充電方式は最新のAndroidスマートフォンやノートPCと共通の規格であるUSBtypeCです。
AVIOT TE-D01g スペックまとめ
機能 | AVIOT TE-D01g |
---|---|
ドライバー | 6mmグラフェン振動板搭載 ダイナミックドライバー |
感度 | 91dB±3db |
インピーダンス | 16Ω |
最大入力 | 5mW |
搭載SoC | Qualcomm社製QCC3020 |
マイク | CVC8.0ノイズキャンセリング |
防水規格 | IPX7 |
バッテリー容量 | イヤホン片耳50mAh/ケース550mAh |
通話時間 | 最大4時間 |
再生時間 | 最大10時間 ※apt-Xコーデックを使用した場合には、 再生時間が2〜3割程度短くなります。 |
充電時間 | 約2時間 |
対応コーデック | aptX AAC SBC |
対応プロファイル | A2DP,HFP,HSP,AVRCP |
充電ポート | USB Type-C |
Bluetooth version | 5.0 |
Bluetoothマルチペアリング | 3デバイス |
AVIOT TE-D01gの音質をチェック
AVIOTでは、『日本の音』を目指して製品作りがされていて、日本人の聴覚特性に合わせるために時間を掛けて丁寧にチューニングされています。
さらにTE-D01gでは、高音質コーディックであるaptX(アプトエックス)をサポートしています。(iPhoneならAAC)
高音質と言われるAACよりさらに高音質、低遅延なコーディックと言われる。
音楽をBluetoothで飛ばすには、データ量の関係で圧縮する必要があり、人には聞き取りにくい高音域が削除されるが、空間表現など音の微妙なニュアンスが損なわれてしまう。
しかし、aptXでは取り扱えるデータ量が多いため、音域をあまり消すことなく高音質な音を楽しむことができる。さらに、タイムラグもほぼ無いので動画視聴にも向いている。
気になる実際の音質ですが、中高音域のバランスがとれた非常にクリアで聞きやすい音です。
高音域のシャリシャリ感はなく、低音域は少しライトな印象です。
声をはっきりと聞き取ることができるので長時間使用しても疲れにくく優しい音に仕上がっています。
ボーカルがよく聞こえるので、女性シンガーの曲はとくにオススメできます。
ついでにイヤホンの遅延についても測定してみました。
YouTubeで『Audio Sync Test』と検索すると測定動画が見つかりますので、気になる方は測定してみてはいかがでしょうか?
今回使ったのは、こちらの動画↓
イヤホンに遅延がある場合は、映像とずれるはずです。
試してみた結果、ぼくにはまったく遅延が分かりませんでした。
ドラマや映画をよく見ていますが、ズレてると感じたことはなく、人が分かるレベルのズレはないと思われます。
AVIOT TE-D01gの接続性能
TE-D01gはQualcommの新チップ「QCC3020」を搭載していて、二つの接続方法に対応しています。
スマホから親機側を経由して子機側までデータをブリッジして伝送するTrue Wireless Stereo(TWS)方式。これは従来の接続方式で親機側に負担が大きい。
Qualcomm社が開発した接続方法のこと。
TWS(True Wireless Stereo)よりも接続安定性に優れ、消費電力も低くなることが期待される次世代の接続方式。左右別々に接続することで従来の欠点を補うことができる。ただし、接続にはデバイス側もTWS Plusに対応している必要がある点に注意が必要だ。
1日中使える?!AVIOT TE-D01gは10時間連続再生が可能
完成ワイヤレスイヤホンは、右イヤホンが親機になって左イヤホンと同期する方式(TWS方式)が主流です。
この方式の弱点として、親機の負担が大きくバッテリーの持ちが悪くなることがありました。
しかし、Qualcomm社のチップ「QCC3020」は、左右のイヤホンの残バッテリーに応じて親機イヤホンを入れ換える「ロールスワッピング機能」や電力消費の最適化によって超長時間の連続再生が可能となっています。
これによって最大10時間の連続使用が可能となっていて、ケースと併用することで最大50時間も使用することができます。
たとえ、1日中聞き続けても2日以上持ってしまう驚異のスタミナです!
実際は、通勤通学に1日2時間も聞けば多いほうではないでしょうか?それでも25日も使い続けられるのですから、充電切れのストレスはほぼ無くなりますよね。
しかも、ケースのインジケータが電池残量を教えてくれますので、気付いたときに充電するだけで十分なんです。
- LED1個→1〜25%
- LED2個→25~50%
- LED3個→50〜75%
- LED4個→75〜100%
AVIOT TE-D01gのノイズキャンセリングの性能は?
ノイズキャンセリング機能は、少し前までハイエンド機種だけの機能だったのですが、なんと9000円台のTE-D01gにもしっかりと搭載されています。
さっそくノイズキャンセリングの性能を試してみるべく屋内外での通話をTrueShiftと比べてみました。
まずは屋内で通話。
- TrueShift・・・声はかなりクリアに伝わる。通話時に周囲の音をはっきりと拾ってしまうため、同じ部屋の会話は筒抜けと思っていい。
- TE-D01g・・・周囲の音はしっかりと抑えられているものの、同じ部屋の会話はやはり聞こえる。TrueShiftよりも通話に向いてる。
続いて屋外通話。
- TrueShift・・・ランニングしながら通話しても、まるで止まって話しているようにクリアに伝わる。そのかわり、聞こえすぎて周囲の雑音も大きい。
- TE-D01g・・・周囲の雑音をしっかりカットされるものの、ランニングすると振動と風でまともに会話することは出来ない。止まって話すと普通にハンズフリー会話ができる。周囲の騒音も聞こえるが気にならないレベルまでおさえられている。
検証してみた結果、ノイズキャンセリングはしっかり効いているようで周囲の雑音を抑えてくれました。
風や激しい動きには弱いものの、通常時の使用であれば問題なく使えそうです。
今回比較したイヤホンは、どちらも一長一短がありワイヤレスイヤホンでの通話は、まだまだ課題が多いようです。
今後の進化に期待しましょう。
AVIOT TE-D01gはボタン操作で多彩な操作ができる
TE-D01gは、ボタン操作で13種類の操作ができます。
タッチパネルではなくボタンなので、確実に押せて操作性がいいです。
ボタン操作 | L | R |
---|---|---|
電源オン | 1回押す | 1回押す |
電源オフ | 4秒長押しして離す | 4秒長押しして離す |
再生 | 1回押す | 1回押す |
停止 | 1回押す | 1回押す |
曲送り | ー | 2回連続で押す |
曲戻し | ー | 3回連続で押す |
通話受信 | 着信時に1回押す | 着信時に1回押す |
通話終了 | 通話中に1回押す | 通話中に1回押す |
通話拒否 | 着信時に1秒間長押しして離す | 着信時に1秒間長押しして離す |
音量 上げる | 3回連続で押す | ー |
音量 下げる | 2回連続で押す | ー |
ペアリング | 2回連続で押す | 2回連続で押す |
Siri Google 起動 | 2秒間長押しして離す | 2秒間長押しして離す |
AVIOT TE-D01gのペアリング方法
一度ペアリングができたら、以降の接続はふたを開けるだけで自動でペアリングされます。
LEDがオレンジと白に点滅して「ペアリングしています」とアナウンスされる
接続する機器の画面に「TE-D01g_L」と表示されたら選択する
接続する機器の画面に「TE-D01g_L接続済み」の表示がされ、「ペアリングしますか?」とポップアップがでるので許可する
ペアリング済みデバイスに「TE-D01g_L」と表示されれば接続完了
AVIOT TE-D01g レビューまとめ
AVIOT TE-D01gは全体的にみてバランスがとれた良品でした。
通話はまだ力不足ではありますが、音質は長時間聞いても疲れないクリアでフラットな音で、10時間連続使用に次世代接続方式を採用し、完全防水に多彩なボタン操作と欠点を補ってあまりある性能でした。
1万以下でミドルスペックモデルと言ったところでしょうか。
初めてワイヤレスイヤホンを試してみる方や2台目を探している方に、オススメできる優秀なイヤホンでした。
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